
ステンレス加工はなぜ難しい?
新入社員
「イレイジーくん、ステンレス加工って難しいって聞いたんですけど、何が大変なんですか?」
イレイジーくん
「おお、ええ質問だな!ステンレスにも種類があるんだけど、例えば304ってやつは削りにくいんだよ。チップに切り粉がくっついたり、刃がすぐへたったりして、加工が大変なんだ。」
新入社員
「なるほど、刃がダメになりやすいんですね。」
イレイジーくん
「そうそう!だから、工具選びがめちゃくちゃ大事になってくるんだよ。」
ステンレス加工に適した工具とは?
新入社員
「じゃあ、ステンレス加工に向いてる工具ってどんなものなんですか?」
イレイジーくん
「まず、コーティングされたチップ を選ぶのが基本だな!ポジティブ(ポジ)チップっていうのがあって、これが切れ味抜群なんだよ。」
新入社員
「ポジチップって何ですか?」
イレイジーくん
「簡単に言うと、刃先が鋭角になっていて、切削抵抗が少ないチップのこと。これを使えば加工しやすくなるぞ!」
新入社員
「なるほど!コーティングにも種類があるんですか?」
イレイジーくん
「おう!PVDコーティングとCVDコーティングがあって、PVDは膜が薄くて、CVDは膜が厚い。加工の内容によって使い分けるのがポイントだな!」
ステンレスの溶接は可能?
新入社員
「ステンレスの溶接ってできるんですか?」
イレイジーくん
「もちろんできるぞ!厚みがあるものは余熱をかけてやるのが一般的だけど、薄い板はアルゴン溶接の方がいいな。」
新入社員
「アルゴン溶接ですね、メモしておきます!」
ステンレスは本当に錆びない?
新入社員
「ステンレスって錆びないって思ってたんですけど、実は錆びることもあるって本当ですか?」
イレイジーくん
「おう、本当だぞ!ステンレスには鉄分が入ってる種類もあって、その鉄分が錆びることがあるんだ。」
新入社員「
どんなステンレスが錆びやすいんです か?」
イレイジーくん
「フェライト系の440Cや430系は鉄分が多いから、錆びやすい傾向があるな。」
ステンレスの種類と特徴
新入社員
「ステンレスには色んな種類があるって聞いたんですけど、代表的なのはどんなものがありますか?」
イレイジーくん
「代表的なのは303、304、440Cあたりだな!304は一番よく使われるやつで、303は304を加工しやすく改良したやつ。440Cは熱処理ができて、めちゃくちゃ硬くなるのが特徴だ!」
新入社員
「なるほど、それぞれの特性を知っておくのが大事なんですね!」
まとめ
ステンレス加工は難しいと言われますが、適切な工具を選び、材料の特性を理解すれば、よりスムーズに作業を進めることができます。特に、ポジチップやコーティングの選定、適切な溶接方法を意識することが重要です。
イレイジーくん
「まあ、結局のとこ ろ、経験を積むのが一番大事ってことだな!がんばれよ!」







