
イレイヌくん
SS400とS45Cは、機械加工や製造業の現場でよく使われる鉄鋼材料ですよね。先輩、SS400って加工しやすいって聞いたんですが、実際に加工するときの注意点ってありますか?
先輩
SS400は一般構造用鋼で、加工は普通にしやすい部類だね。でも、S45Cなんかと比べると、ちょっと回転を上げて加工しないと表面がざらつきやすいよ。
SS400とS45Cの違いを現場目線で解説
イレイヌくん
SS400とS45Cの違いって、現場で使う立場からするとどんな感じですか?
先輩
炭素量がS45Cのほうが多いから、削りやすいっていう特徴があるね。S45Cはサクサク削れる感じだけど、SS400は粘りがあって、ちょっと削りにくいって感じることもあるかな。
イレイヌくん
なるほど。じゃあ、SS400のほうが粘りがあって、S45Cはカッチリしてるってことですか?
先輩
そうそう。例えば、SS400は曲げ加工すると折れずにそのまま曲がるけど、S45Cは曲げると最終的にポキッと折れちゃうんだよね。
SS400の溶接のポイント
イレイヌくん
SS400を溶接するときに気をつけることってありますか?
先輩
SS400は普通の鋼材だから、特に難しいことはないよ。棒溶接でも半自動溶接でも問題なくできる。
イレイヌくん
じゃあ、S45Cは溶接できないんですか?
先輩
できることはできるけど、S45Cは炭素量が多いから、溶接するとその部分が硬くなって割れやすくなるんだよね。だから、溶接には注意が必要だよ。
SS400を精密加工するときのポイント
イレイヌくん
SS400を精密加工するときに気をつけることってありますか?
先輩
回転数が遅いと、表面がざらつくことがあるから注意したほうがいいね。
イレイヌくん
具体的にどれくらいの回転数がいいんですか?
先輩
旋盤の場合、だいたい180~250回転くらいかな。細い部品だともっと高くすることもあるけど、機械の性能にもよるね。あとは使うチップの種類で仕上がりを調整することもあるよ。
SS400の価格とコストメリット
イレイヌくん
SS400ってS45Cより安いんですか?