
アルミ加工の基本
イレイヌくん: 「イレイジーくん!アルミって加工しやすいって聞いたんですけど、実際に加工するときの注意点ってありますか?」
イレイジーくん: 「おお、イレイヌくん!アルミは加工しやすいけど、種類によってちょっとクセがあるんだわ。たとえば、50系は粘っこくて削るのがちょっと大変。でも20系とか70系は切りくずがサクサク出るから、切削性がいいんだよ。」
切削加工での注意点
イレ イヌくん: 「アルミの切削加工って、工具が詰まることがあるって聞いたんですけど、どうすれば防げますか?」
イレイジーくん: 「特に50系は切りくずが詰まりやすいんだよね。だから、チップはアルミ専用のものを使うといい。さらに、コーティングされたチップを使えば、よりスムーズに加工できるよ。」
アルミの溶接の難しさ
イレイヌくん: 「アルミの溶接って難しいって聞くんですけど、どんなところが難しいんですか?」
イレイジーくん: 「50系は比較的溶接しやすいけど、20系や70系は熱処理されてるから、溶接割れしやすいんだよ。だから、適切な温度管理や前処理が必要になってくるんだ。」
表面仕上げのコツ
イレイヌくん: 「アルミの表面を綺麗に仕上げるにはどうすればいいですか?」
イレイジーくん: 「切削速度を上げるのがポイント!回転数をしっかり上げて加工すると、表面が綺麗になるよ。ただし、チップの種類も影響するから、そこもチェックするといいね。」
アルミ材質の違いと使い分け
イレイヌくん: 「アルミには50系、52系、2017系、70系、75系とか色々ありますけど、それぞれどう使い分ければいいん ですか?」
イレイジーくん: 「50系はコストが安いから、強度がそれほど必要ない場合に使うことが多い。20系は70系の中間くらいの特性で、70系は硬くて切削性もいいから、タップを立てるときに便利なんだ。ヘリサートを使わなくてもネジがしっかり食い込むしね。」
ジュラルミンと超ジュラルミン
イレイヌくん: 「ジュラルミンって聞いたことあるんですけど、どんな特徴があるんですか?」
イレイジーくん: 「一般的に20系がジュラルミンって呼ばれるんだけど、ちょっとひずみが出やすいんだよね。その高級バージョンが70系や75系で、こっちは『超ジュラルミン』って呼ばれることが多い。硬くて軽いから、航空機とかに使われることもあるんだよ。」
まとめ
イレイジーくん: 「アルミは種類によって加工性や強度が違うから、用途に応じて使い分けるのが大事だで。切削や溶接のコツを押さえれば、もっと効率よく加工できるようになるよ!」
イレイヌくん: 「なるほど!アルミにもいろんな種類があって、特徴を理解すればもっと上手に加工できるんですね。勉強になりました!」
