What is SUJ2 Bearing Steel?
SUJ2とは?
SUJ2とは?|特徴・用途・加工性をわかりやすく解説
SUJ2の概要
SUJ2(エスユージェー2)とは、JIS G 4805に規定される高炭素クロム軸受鋼です。優れた耐摩耗性・転動疲労強度を持ち、ベアリング用鋼材の代表格として広く使用されています。
焼入れ・焼戻しによって非常に高い硬度が得られ、回転部品や高精度部品に不可欠な材料です。
SUJ2の主な特徴
SUJ2は、軸受用途に最適化された鋼材です。
非常に高い硬度と耐摩耗性
転動疲労に強く、長寿命
寸法安定性が高い
焼入れ後は極めて硬く、加工が困難
精度・寿命が最優先される部品に適しています。
化学成分と機械的性質
SUJ2は、高炭素・高クロムを主成分としています。
炭素(C):約0.95~1.10%
クロム(Cr):約1.30~1.60%
焼入れ・焼戻し後の硬度はHRC 60~64程度が一般的です。高い硬度と組織の均一性が、軸受寿命を支えています。
SUJ2の主な用途
SUJ2は、以下のような用途で使用されます。
玉軸受・ころ軸受
軸受用シャフト、レース
精密回転部品
耐摩耗が求められる摺動部品
連続回転・繰り返し荷重がかかる部品に最適です。
SUJ2の加工性
切削加工焼なまし状態では切削加工が可能ですが、炭素量が高く、工具摩耗には注意が必要です。
熱処理焼入れ・焼戻しが必須で、熱処理条件が硬度・寿命・寸法安定性に直結します。
研削加工焼入れ後は研削加工が主体となり、高精度な寸法・面粗さが実現できます。
SUJ2と他鋼種の違い
鋼種 | 特徴 | 主な用途 |
S55C | 高炭素鋼 | 機械部品 |
SUJ2 | 軸受鋼 | ベアリング |
SKD11 | 工具鋼 | 金型 |
転動疲労寿命が必要かどうかが、材料選定の大きな判断基準になります。
使用時の注意点
焼入れ後の切削加工は困難
熱処理歪みを考慮した設計が必要
溶接には不向き
まとめ
SUJ2は、高硬度・高耐摩耗・長寿命を実現できる軸受鋼の定番材です。一般的な炭素鋼では対応できない回転精度や耐久性が求められる用途で真価を発揮します。
材料選定では、回転部品かどうか、寿命・精度要求を明確にした上で、S45Cや工具鋼との使い分けを行うことが重要です。
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