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What is SKS3 Special Tool Steel?

SKS3 とは?

SKS3とは?|特徴・用途・加工性をわかりやすく解説


SKS3の概要

SKS3(エスケーエス3)とは、JIS G 4401に規定される合金工具鋼(耐衝撃工具鋼)の一種です。「SKS」は Steel for Tool, Shock resisting を意味し、炭素工具鋼に比べて靭性を高めた鋼種として位置づけられています。

高い耐衝撃性と適度な硬度を併せ持ち、割れや欠けを嫌う工具・金型部品に多く使用されます。


SKS3の主な特徴

SKS3は、靭性を重視した工具鋼です。

  • 炭素工具鋼より割れにくい

  • 耐衝撃性に優れる

  • 焼入れ・焼戻しによる硬度調整が可能

  • 耐摩耗性はSKD11などより低い

衝撃荷重がかかる用途に適しています。


化学成分と機械的性質

SKS3は、靭性を高めるため合金成分を含みます。

  • 炭素(C):約0.55~0.65%

  • クロム(Cr):約0.80~1.10%

焼入れ・焼戻し後の硬度はHRC 58~62程度が一般的です。


SKS3の主な用途

SKS3は、以下のような用途で使用されます。

  • パンチ、ポンチ

  • 冷間鍛造用工具

  • せん断刃

  • 一般工具、治具部品

衝撃と摩耗が同時に発生する部品に向いています。


SKS3の加工性

切削加工焼なまし状態では比較的加工しやすく、炭素工具鋼よりも加工割れのリスクが低い鋼材です。

熱処理焼入れ・焼戻しが必須で、用途に応じた硬度設計が行えます。

溶接工具鋼のため溶接性は低く、溶接を前提とした設計には向いていません。


SKS3と他鋼種の違い

鋼種

特徴

主な用途

SK5

高硬度

刃物

SKS3

高靭性

パンチ・工具

SKD11

高耐摩耗

金型

割れや欠けを防ぎたい場合にSKS3が選定されます。


使用時の注意点

  • 耐摩耗性は合金工具鋼より劣る

  • 熱処理条件で性能差が出やすい

  • 長寿命用途ではSKD系との比較が必要


まとめ

SKS3は、衝撃に強く、割れにくい合金工具鋼です。炭素工具鋼では欠けやすい用途において、安定した性能を発揮します。

材料選定では、耐摩耗性と靭性のどちらを重視するかを明確にし、SKD11などとの使い分けを行うことが重要です。

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