What is SKD61 Hot Work Die Steel?
SKD61 とは?
SKD61とは?|特徴・用途・加工性をわかりやすく解説
SKD61の概要
SKD61(エスケーディー61)とは、JIS G 4404に規定される熱間金型用合金工具鋼です。欧米規格ではAISI H13に相当し、耐熱性・耐摩耗性・靭性のバランスに優れる点が特長です。
高温下での強度低下が少なく、ダイカスト金型や鍛造金型の定番材として広く使用されています。
SKD61の主な特徴
SKD61は、熱間加工用途に適した工具鋼です。
高温下でも硬さを維持できる
ヒートチェックに強い
靭性が高く、割れにくい
熱衝撃に強い
高温・高負荷環境で繰り返し使用される金型に適しています。
化学成分と機械的性質
SKD61は、耐熱性を高める合金成分を含んでいます。
炭素(C):約0.38~0.42%
クロム(Cr):約4.75~5.50%
モリブデン(Mo):約1.10~1.75%
バナジウム(V):約0.80~1.20%
焼入れ・焼戻し後の硬度はHRC 44~50程度が一般的です。
SKD61の主な用途
SKD61は、以下のような用途で使用されます。
アルミ・亜鉛ダイカスト金型
熱間鍛造金型
押出金型
熱間切断刃
高温での耐久性が求められる金型部品に適しています。
SKD61の加工性
切削加工焼なまし状態では切削可能ですが、合金量が多く、工具摩耗が進みやすいため条件管理が重要です。
熱処理焼入れ・焼戻しが必須で、熱処理条件が金型寿命に大きく影響します。
表面処理窒化処理などの表面改質と組み合わせることで、耐摩耗性や寿命をさらに向上させることができます。
SKD61と他鋼種の違い
鋼種 | 特徴 | 主な用途 |
SKD11 | 冷間金型用 | 抜き型・曲げ型 |
SKD61 | 熱間金型用 | ダイカスト |
SKH51 | 切削工具用 | ドリル・エンドミル |
高温環境で使用するかどうかが、鋼種選定の大きなポイントになります。
使用時の注意点
熱処理条件により寿命差が大きい
初期コストは炭素工具鋼より高い
使用条件に応じた表面処理の検討が重要
まとめ
SKD61は、熱間金型用途において非常に信頼性の高い合金工具鋼です。耐熱性・靭性・耐摩耗性のバランスに優れ、ダイカストや鍛造分野で長年使用されています。
材料選定では、SKD11との温度領域の違い、表面処理との組み合わせを考慮することで、金型寿命とコストの最適化が可能になります。
お見積り・ご相談は今すぐ!
24時間365日受付
