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What is HPM38 Prehardened Mold Steel?

HPM38 とは?

HPM38とは?|特徴・用途・加工性をわかりやすく解説


HPM38の概要

HPM38(エイチピーエム38)とは、析出硬化型のプリハードン金型用鋼です。HPM1よりも高い硬度と耐摩耗性を持ち、長寿命が求められるプラスチック金型向け鋼材として使用されています。

出荷時点ですでに調質されており、追加の焼入れ・焼戻しを必要としない点が特長です。


HPM38の主な特徴

HPM38は、金型寿命と表面品質を重視した鋼材です。

  • プリハードン材で熱処理不要

  • HPM1より高硬度・高耐摩耗

  • 寸法安定性が高く、歪みが少ない

  • 放電加工後の表面が安定

量産・長寿命用途の樹脂金型に適しています。


機械的性質の目安

HPM38は、出荷時点で高めの硬度に調整されています。

  • 硬度:HRC 40~44 程度

  • 引張強さ:およそ 1300~1500 N/mm²

NAK80に近い硬度を持ちつつ、耐久性と安定性を重視した特性が特長です。


HPM38の主な用途

HPM38は、以下のような用途で使用されます。

  • プラスチック射出成形金型

  • 金型のコア・キャビティ

  • 長寿命が求められる量産金型

  • 放電加工・微細加工を伴う部品

摩耗が問題になりやすい樹脂金型に向いています。


HPM38の加工性

切削加工プリハードン材のため、焼入れ工程を考慮せずに安定した加工が可能です。

放電加工放電後の肌荒れが少なく、追加仕上げ工数を抑えられます。

研磨・表面仕上げ均一な組織により、研磨性も良好です。


HPM38と他鋼種の違い

鋼種

特徴

主な用途

HPM1

バランス型

一般量産金型

HPM38

高耐久型

長寿命金型

NAK80

鏡面性重視

意匠金型

金型寿命をどこまで重視するかが材料選定の重要な判断軸となります。


使用時の注意点

  • 追加焼入れによる硬度向上は不可

  • 高温用途には不向き

  • 材料コストはHPM1より高め


まとめ

HPM38は、プリハードン鋼の中でも耐摩耗性と寿命を重視した高機能金型材です。加工性を保ちながら、量産時の安定性と長寿命を確保したい場合に大きな効果を発揮します。

材料選定では、成形数量、摩耗条件、コストバランスを考慮し、HPM1やNAK80との使い分けを行うことが重要です。

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