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Vernier Caliper

ノギス

ノギスとは、部品の外径・内径・深さ・段差などを測定できる、製造現場で最も広く使われる汎用測定器の一つです。


金属加工、機械加工、板金加工、樹脂加工、組立、検査工程など、幅広い現場で使用されています。


ノギスの特徴は、1本で複数の測定ができることです。外側用ジョウで外径や板厚を測り、内側用ジョウで穴径や溝幅を測定し、デプスバーで穴の深さや段差を測定できます。


マイクロメータほどの高精度測定には向きませんが、扱いやすく、素早く寸法確認ができるため、加工現場では欠かせない測定工具です。



■ノギスで測定できる項目

測定項目

使用部位

主な用途

外側寸法

外側用ジョウ

外径、板厚、幅、長さの測定

内側寸法

内側用ジョウ

穴径、内径、溝幅の測定

深さ寸法

デプスバー

穴深さ、段差、溝深さの測定

段差寸法

本尺端面・スライダ部

段付き形状や高さ差の確認

ノギスは、単純な長さ測定だけでなく、穴・溝・段差などの確認にも使えるため、試作加工や量産前の寸法確認に非常に便利です。



■ノギスの主な種類

種類

特徴

向いている用途

バーニヤノギス

目盛を読み取る標準的なノギス

一般測定、現場測定

ダイヤルノギス

ダイヤル表示で読み取りやすい

素早い寸法確認

デジタルノギス

数値がデジタル表示される

読み間違い防止、作業効率向上

ロングジョウノギス

ジョウが長く深い箇所を測れる

大型部品、奥まった寸法測定

ポイントノギス

先端が細く狭い箇所を測れる

溝、細部、特殊形状の測定

近年では、読み取りミスを減らせるデジタルノギスが多く使われています。一方で、油や切粉が多い現場では、防水・防塵タイプやアナログ式が選ばれる場合もあります。



■ノギスのメリット

ノギスの最大のメリットは、汎用性が高く、さまざまな寸法を1本で測定できることです。


外径、内径、深さ、段差を素早く確認できるため、加工中の寸法チェックや受入検査、出荷前検査などで活躍します。

また、比較的安価で導入しやすく、作業者が扱いやすい点も大きな利点です。マイクロメータや三次元測定機と比べると測定精度は劣りますが、現場でのスピーディーな確認には非常に有効です。


◆加工途中で寸法の傾向を確認し、工具補正や加工条件の見直しに役立てることができます。


■ノギス使用時の注意点

ノギスは便利な測定器ですが、使い方によって測定誤差が出やすい点に注意が必要です。


測定面に対してノギスが斜めになっていると、実際より大きい、または小さい寸法として読み取ってしまうことがあります。また、強く挟みすぎるとワークや測定器に負荷がかかり、正確な測定ができません。


測定前には、測定面の汚れ、切粉、バリ、油分を取り除くことが重要です。特に金属加工品では、わずかなバリや切粉でも測定値に影響します。


また、

ゼロ点がずれていないか確認し、必要に応じて校正・点検を行う必要があります。



■ノギスと他の測定器の違い

測定器

主な用途

特徴

ノギス

外径、内径、深さ、段差

汎用性が高く、現場測定に強い

マイクロメータ

外径、厚みの高精度測定

ノギスより高精度だが用途は限定的

ハイトゲージ

高さ、段差、ケガキ

定盤上での高さ測定に適する

三次元測定機

寸法、形状、幾何公差

高精度で総合的な品質評価が可能

ピンゲージ

穴径、隙間確認

合否判定や精密穴径確認に適する

ノギスは「現場で素早く寸法を確認する測定器」として優れています。一方、厳しい公差管理や高精度測定が必要な場合は、マイクロメータ、ピンゲージ、三次元測定機などと使い分けることが重要です。



■製造現場での活用例

活用場面

使用例

切削加工

加工中の外径、幅、深さの確認

旋盤加工

丸物部品の外径、内径、段差測定

板金加工

板厚、曲げ寸法、穴位置の簡易確認

樹脂加工

外形寸法、穴径、段差の測定

受入検査

支給部品や購入部品の寸法確認

出荷検査

図面寸法との照合、簡易検査

ノギスは、加工者自身がその場で寸法を確認できるため、不良の早期発見に役立ちます。特に多品種少量生産や試作加工では、段取り直後の初品確認に欠かせない測定器です。



■SEO向けまとめ


ノギスとは、外径・内径・深さ・段差を測定できる汎用測定器です。


金属加工、機械加工、板金加工、樹脂加工など幅広い製造現場で使用され、加工中の寸法確認や検査工程に欠かせません。


1本で複数の測定ができる利便性があり、現場で素早く寸法を確認できる点が大きな強みです。ただし、高精度測定には限界があるため、厳しい公差管理が必要な場合は、マイクロメータや三次元測定機などと併用することが重要です。

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