Transition Fit between Shaft and Hole
中間ばめとは?
中間ばめとは、軸と穴を組み合わせたときに、すきまが生じる場合と、軽く締まる場合の両方があり得るはめあいです。
組立性と位置決め精度のバランスが良く、位置決め部品やトルク伝達部などで広く使用されます。
すきまばめとしまりばめの中間的な性格を持つはめあい方式です。
■中間ばめの特徴
中間ばめの最大の特長は、精度と組立性のバランスです。
位置決め精度が高い
ガタが出にくい
軽圧入・軽打ち込みが可能
条件により手組みも可能
「ほどよく固定したい」場合に適しています。
■中間ばめで得られる主な効果
中間ばめを採用することで、以下の効果が得られます。
高い同心度・位置精度
振動・ガタの抑制
組立の安定性向上
トルク伝達の補 助
回転部・位置決め部で効果的です。
■中間ばめの基本的な考え方
中間ばめでは、穴と軸の公差範囲が一部重なるように設定します。そのため、実際のはめあい状態は以下のようになります。
穴が大きい × 軸が小さい → すきま
穴が小さい × 軸が大きい → 軽い締まり
組み合わせにより結果が変わります。
■中間ばめの代表的な公差組み合わせ
中間ばめは、以下のような公差の組み合わせで実現されます。
H7/h6
H7/k6
H8/k7
目的に応じて選定します。
■中間ばめが向いている用途
中間ばめは、以下のような用途で多く使用されます。
歯車・プーリ
カップリング
軸とハブの嵌合部
精密位置決め部品
軽トルク伝達部
位置ズレを許容しないが、完全固定は不要な部位に適します。
■中間ばめと他のはめあいの違い
すきまばめ常にすきま・回転/摺動向き
中間ばめすきま〜軽圧入・位置決め向き
しまりばめ常に締まり・固定向き
目的で明確に使い分けます。
■中間ばめ設計時の注意点
中間ばめを設計する際は、以下に注意が必要です。
組立方法(手組み/圧入)の想定
分解・再利用の可否
温度変化による影響
材質差による公差影響
組立現場を想定した設計が重要です。
■中間ばめと加工方法の関係
中間ばめでは、以下の加工精度が求められます。
軸:旋盤加工、研削加工
穴:リーマ加工、ボーリング
安定した中間ばめを得るには、加工精度の確保が不可欠です。
■まとめ
中間ばめは、すきまばめとしまりばめの中間に位置し、位置精度と組立性を両立できるはめあい方式です。
ガタを抑えつつ過度な圧入を避けたい場合に、非常に使い勝手の良い選択肢といえます。
お見積り・ご相談は今すぐ!
24時間365日受付
