TiN Surface Coating
TiNコーティングとは?
TiNコーティングとは?|耐摩耗性と工具寿命を大幅に向上させる硬質コーティング
TiNコーティングとは、窒化チタン(Titanium Nitride)を金属表面に成膜する硬質薄膜コーティングです。高い硬度と耐摩耗性を持ち、切削工具・金型・摺動部品などで広く使用されています。金色の外観が特長で、実用性と視認性を兼ね備えた定番コーティングです。
TiNコーティングの特徴
TiNコーティングの最大の特長は、高硬度による耐摩耗性向上です。
高硬度で摩耗に強い
切削時の工具寿命を延長
耐焼付き性の向上
視認性の高い金色外観
工具用途では最も実績のある硬質膜の一つです。
TiNコーティングで得られる主な効果
TiNコーティングにより、以下の効果が得られます。
摩耗寿命の大幅延長
切削抵抗の低減
焼付き・凝着の抑制
加工安定性の向上
特に鋼材・鋳鉄加工で高い効果を発揮します。
TiNコーティングの基本原理
TiNは、PVD(物理蒸着)法を用いて真空中で成膜されます。処理温度が比較的低く、母材への熱影響や歪みが少ないのが特長です。
薄膜ながら高硬度を持ち、寸法精度を保ったまま性能向上が可能です。
TiNコーティングの膜特性(目安)
膜厚:1〜4μm程度
硬度:HV2000前後
摩擦係数:0.4〜0.6
外観:金色
※条件・設備により数値は変動します。
TiNコーティングが向いている材料
TiNコーティングは、以下の材料で多く使用されます。
工具鋼
合金鋼
ステンレス鋼
超硬合金
下地状態(研磨・窒化など)が膜の密着性と寿命を左右します。
TiNコーティングと他硬質膜の違い
TiN汎用性・実績重視
TiCNより高硬度・耐摩耗重視
TiAlN耐熱性重視・高速切削向け
用途と加工条件により使い分けます。
TiNコーティング処理時の注意点
TiNコーティングでは、以下の点に注意が必要です。
高温切削では耐熱性に限界がある
摩擦低減性能はDLCに劣る
エッジ形状・下地処理の影響が大きい
使用温度域と摩耗形態の把握が重要です。
TiNコーティングの主な用途
切削工具(ドリル・エンドミル・タップ)
金型部品
パンチ・ダイ
摺動部品
産業機械部品
工具寿命向上を目的とした用途で圧倒的な実績があります。
まとめ
TiNコーティングは、高硬度・高耐摩耗性を薄膜で付与できる、実績豊富な硬質コーティングです。コスト・性能・汎用性のバランスに優れ、切削工具や金型用途の定番処理として今なお高い評価を得ています。
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