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Textured Finish

梨地加工とは?

梨地加工とは?|均一なマット質感を与える表面仕上げ

梨地加工(なしじかこう)とは、金属表面に微細で不規則な凹凸を形成し、光沢を抑えたマット調の外観に仕上げる表面加工です。梨の皮のような細かなザラつきが名称の由来で、指紋や小傷が目立ちにくいことから、意匠性と実用性を兼ね備えた仕上げとして広く用いられています。


梨地加工の特徴

梨地加工の最大の特長は、方向性のない均一なマット外観です。

  • 光の反射を抑えた落ち着いた質感

  • 指紋・汚れ・細かな傷が目立ちにくい

  • 表面ムラを隠しやすい

  • 意匠性と実用性の両立

外観品質を安定させたい部品に適しています。


梨地加工で得られる主な効果

梨地加工により、以下の効果が得られます。

  • 外観の均一化・高級感の演出

  • 表面粗さの付与(滑り止め効果の補助)

  • 小傷・加工痕の目隠し

  • 塗装・コーティング下地としての密着性向上

最終仕上げにも前処理にも使えるのが特長です。


梨地加工の代表的な方法

梨地加工は、目的や材質により以下の方法で行われます。

  • サンドブラスト/ショットブラスト研磨材を投射して微細凹凸を形成

  • 化学処理(エッチング)薬液で表面を均一に荒らす

  • 研磨材仕上げ細粒度でランダム研磨

仕上がりの粒度・質感は条件設定で調整します。


梨地加工が向いている材料

梨地加工は、以下の材料で多く採用されます。

  • ステンレス鋼(SUS304、SUS316 など)

  • アルミ合金

  • 真鍮

  • 鉄鋼材料(防錆処理併用)

材質により、最適な加工方法の選定が重要です。


梨地加工とヘアライン加工の違い

  • 梨地加工無方向性・マット調

  • ヘアライン加工直線方向性・シャープな印象

デザイン意図により使い分けます。


梨地加工時の注意点

梨地加工では、以下の点に注意が必要です。

  • 粗さ指定が曖昧だと仕上がり差が出やすい

  • 角部が丸くなりやすい

  • 後工程(アルマイト・塗装)で質感が変わる場合あり

図面での粗さ指定・サンプル確認が重要です。


梨地加工の主な用途

  • 装置外装・カバー

  • 建材・内装部品

  • 家電・産業機器の意匠部品

  • 操作パネル・筐体

  • アルマイト・塗装前処理

外観重視の分野で幅広く使用されています。


まとめ

梨地加工は、均一なマット質感により、外観品質と実用性を高める表面仕上げです。指紋や傷が目立ちにくく、意匠性の安定化に優れるため、外装・意匠部品の定番仕上げとして高く評価されています。

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