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SUS329J4L (AISI S31260 / Duplex) Stainless Steel

SUS329J4Lとは?

SUS329J4Lとは?|高強度・高耐食性を兼ね備えた二相ステンレス鋼

SUS329J4Lは、オーステナイト相とフェライト相がほぼ半々に存在する「二相ステンレス鋼」に分類される材料です。高い耐食性と強度を併せ持ち、特に塩化物環境に対する耐孔食性・耐応力腐食割れ性に優れていることから、海洋環境や化学プラントなど、厳しい使用条件下で多く採用されています。


SUS329J4Lの特徴

SUS329J4Lの最大の特徴は、オーステナイト系ステンレス鋼と比べて高い強度を持つ点です。同等の耐食性を持つ材料と比較しても、耐力が高く、薄肉化や軽量化が可能になります。

また、応力腐食割れ(SCC)に強く、塩化物を含む環境でも安定した耐久性を発揮します。


SUS329J4Lの化学成分と性質

SUS329J4Lは、クロム(Cr)とモリブデン(Mo)を多く含有し、耐食性を高めた低炭素の二相ステンレス鋼です。この成分構成により、耐孔食性・耐隙間腐食性が向上しています。

一方で、オーステナイト系ステンレス鋼と比べると延性はやや低く、加工や成形では注意が必要です。


SUS329J4Lとオーステナイト系ステンレス鋼の違い

SUS304やSUS316は加工性や溶接性に優れていますが、塩化物環境では応力腐食割れが発生する可能性があります。SUS329J4Lは、これらの弱点を補う材料であり、耐食性と強度の両立が求められる用途に適しています。

高強度を活かして板厚を薄くできる点も、大きなメリットです。


SUS329J4Lの加工時の注意点

SUS329J4Lは強度が高く、加工硬化もしやすいため、切削加工では工具摩耗が進みやすい材料です。切削条件の最適化や、適切な工具材質の選定が重要となります。

溶接は可能ですが、溶接条件や入熱管理を適切に行わないと、材料特性が低下する恐れがあります。


SUS329J4Lの主な用途

  • 海洋構造物

  • 化学プラント設備

  • 熱交換器

  • 配管・圧力容器

  • 海水関連設備

腐食環境が厳しく、強度が求められる分野で使用されています。


まとめ

SUS329J4Lは、高い耐食性と強度を兼ね備えた二相ステンレス鋼です。オーステナイト系ステンレス鋼では対応が難しい塩化物環境や高強度用途において、信頼性の高い材料選択となります。

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