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Shore Scleroscope Hardness

HSとは?

HSとは?|ゴム・樹脂の硬さを評価するショア硬度(Shore Hardness)


HSとは、ショア硬度(Shore Hardness)を示す表記で、主にゴムや樹脂などの軟質材料の硬さを評価するために用いられます。金属で使われる HRC・HV・HB とは異なり、**押し込み量(変形量)**を基準に硬さを数値化するのが特徴です。


HSの基本的な考え方

ショア硬度は、規定形状の押し針(インデンター)を材料に押し当て、その沈み込み量から硬さを測定します。

  • 数値が大きい → 硬い(変形しにくい)

  • 数値が小さい → 柔らかい(変形しやすい)

ゴム・樹脂の触感・弾性・密着性を数値で管理できます。


ショア硬度の種類(A・Dが主流)

Shore A(HS A)

  • 軟質ゴム・エラストマー向け

  • Oリング、パッキン、シール材など

  • 例:HS A 50~80 が一般的

Shore D(HS D)

  • 硬質ゴム・硬質樹脂向け

  • ナイロン、POM、硬質ウレタンなど

  • 例:HS D 60~80 など

※材質に合ったスケール選定が重要です。


HSが重要になる理由

HSは、次の性能に直結します。

  • 弾性・復元性

  • シール性・密着性

  • 耐摩耗性・耐へたり

  • 振動吸収・防音性

  • 操作感・触感

「柔らかすぎ」「硬すぎ」は、漏れ・摩耗・異音などの原因になります。


代表的なHSの目安(参考)

※一般的な感覚的目安です。

  • HS A 30~40:非常に柔らかい(防振・緩衝)

  • HS A 50~60:柔らかい(密着性重視)

  • HS A 70~80:標準的(Oリング・パッキン)

  • HS D 50~60:硬質ゴム・軟質樹脂

  • HS D 70以上:硬質樹脂

用途に応じて適正硬度レンジを設定します。


HSと金属硬度(HRC・HV・HB)の違い

  • HS:ゴム・樹脂の変形しにくさ

  • HRC/HV/HB:金属の塑性変形・圧痕抵抗

互換性はなく、換算は不可です。材質に応じて硬度規格を使い分けます。


測定時の注意点

  • 測定スケール(A or D)の明確化

  • 測定温度(ゴムは温度依存が大きい)

  • 測定時間・押し当て条件の統一

  • 十分な厚み(薄すぎると誤差大)

測定条件が結果に大きく影響します。


図面・調達時の実務ポイント

  • 「HS A 70±5」など範囲指定が望ましい

  • A/Dの明確な指定

  • 使用温度・環境(油・薬品)の共有

  • 初期硬度か、経時後硬度かの考慮

ゴム部品は“使う環境”まで含めて指定することが重要です。


HSがよく指定される用途

  • Oリング・パッキン

  • シール材・ガスケット

  • 防振ゴム・緩衝材

  • ウレタンローラー

  • 樹脂カバー・保護部品


まとめ

HS(ショア硬度)は、ゴム・樹脂の性能を左右する最重要特性の一つです。密着性・弾性・耐久性を左右するため、適正なHS設定が製品寿命と信頼性を大きく左右します。

金属硬度とは別物として正しく理解し、用途・環境に合ったHS管理を行うことが重要です。

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