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Shim Plate

シムとは?

シムとは?|隙間調整・位置決め精度を支える調整用部品


シムとは、機械や設備の部品間に挿入して、隙間・高さ・位置を微調整するための薄板状部品です。厚みは数ミクロン~数ミリまで幅広く、組立精度の確保・芯出し調整・ガタ取りなどに欠かせない存在です。

一見地味ですが、設備精度・寿命・安定稼働を左右する重要部品です。


シムの役割

シムは、次のような役割を担います。

  • 高さ・隙間の微調整

  • 芯出し・平行度の補正

  • ガタ取り

  • 組立誤差の吸収

  • 摩耗後の再調整

「削らずに精度を合わせる」ための調整部品といえます。


シムの基本構造

  • 薄板形状(板シム)

  • 厚みが規格化されている

  • 単枚または複数枚を重ねて使用

必要な厚みを足し算で作れるため、現場での調整作業に非常に向いています。


シムの主な種類

板シム(シムプレート)

  • 最も一般的

  • 厚み精度が高い

  • 高精度位置決めに使用

調整シム(セットシム)

  • 複数枚セット

  • 厚み調整が容易

すきま調整用シム

  • ガタ取り用

  • 設備保全向け

用途・精度要求に応じて使い分けます。


シムの特徴

微調整が可能

  • 0.01mm以下の調整も可能

  • 再現性が高い

再調整が容易

  • 分解せずに調整可能な場合も多い

  • メンテナンス性が高い

コストが低い

  • 加工不要

  • 規格品で対応可能


シムのメリット

  • 高精度な位置決めが可能

  • 組立・調整時間の短縮

  • 部品再加工が不要

  • 設備の再利用・延命が可能


シムのデメリット・注意点

  • 多枚重ねはズレやすい

  • 振動で位置ズレが起きる場合がある

  • 過大荷重では変形の恐れ

  • 管理が不十分だと厚み誤差が出る

使用環境に応じた固定・管理が重要です。


シムの主な用途

  • ベアリング・軸受の位置調整

  • モーター・減速機の芯出し

  • 金型の高さ調整

  • 工作機械のレベル調整

  • 各種装置の組立調整

精度が要求される機械には必ず使われる部品です。


材質の種類

  • 炭素鋼

  • ステンレス

  • 真鍮

  • 樹脂

耐食性・電気絶縁・軽量化など、用途に応じて材質を選定します。


使用時の注意点

  • 必要厚みの正確な把握

  • 枚数を最小限に抑える

  • ずれ防止対策(仮固定など)

  • 調整後の再測定

特に精密設備では、調整後の再確認が必須です。


トラブル事例

  • シムの噛み込みによる傾き

  • 振動によるズレ

  • 厚み管理ミス

  • 変形による精度低下

多くは、枚数過多・固定不足・管理不良が原因です。


まとめ

シムは、隙間・高さ・位置を微調整するための、非常に重要な調整用部品です。直接目立つ部品ではありませんが、機械精度・寿命・安定稼働を根底で支える存在といえます。

設計・組立・保全の各工程で、シムを正しく使い、正しく管理することが、高品質な設備づくりにつながります。

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