Self-Lubricating Bearing
オイルレスベアリングとは?
オイルレスベアリングとは?|給油不要で使える自己潤滑型軸受
オイルレスベアリングとは、**潤滑油やグリースを供給しなくても使用できる自己潤滑型の軸受(すべり軸受)**です。軸受材料自体に潤滑成分を含ませる、または固体潤滑材を利用することで、給油レス・メンテナンス軽減・クリーンな使用環境を実現します。
油漏れや給脂作業を嫌う装置で、広く採用されています。
オイルレスベアリングの役割
オイルレスベアリングは、次の役割を担います。
回転軸・直線軸の支持
摩擦・摩耗の低減
給油作業の省略
装置の長期安定稼働
「潤滑管理を不要にする」ことが最大の価値です。
オイルレスベアリングの基本原理
オイルレスベアリングは、以下の仕組み で潤滑を行います。
軸受内部に潤滑成分を保持
運転時の摩擦熱や圧力で潤滑成分が表面ににじみ出る
軸表面に潤滑膜を形成
このため、外部給油なしでも摩耗を抑制できます。
オイルレスベアリングの主な種類
含油軸受(焼結含油軸受)
金属多孔質に油を含浸
小型モーター・ファン向け
樹脂系オイルレスベアリング
PTFE・POM・特殊樹脂
軽荷重・静音用途向け
固体潤滑材入り金属軸受
青銅+固体潤滑材
高荷重・低速用途向け
用途・荷重条件に応じた選定が重要です。
オイルレスベアリングの特徴
給油不要
メンテナンス工数削減
給脂ミス防止
クリーン
油漏れ・飛散なし
食品・電子分野に適する
耐環境性
粉塵・水分環境でも使用可能
低温・高温対応品あり
静音性
転動音がない
オイルレスベアリングのメリット
メンテナンス負担の軽減
設備停止リスク低減
周辺部品の汚染防止
給油管理コスト削減
保全人員の省力化に大きく貢献します。
オイルレスベアリングのデメリット・注意点
高速回転には不向き
摩耗限界がある
過大荷重に弱い場合がある
軸材質・表面粗さの影響を受けやすい
万能ではな く、条件適合が重要です。
オイルレスベアリングと転がり軸受の違い
オイルレスベアリング・すべり軸受・給油不要・低速・高荷重向け
転がり軸受(ベアリング)・転がり摩擦・高速・高効率・潤滑管理が必要
用途・速度・環境で使い分けます。
オイルレスベアリングの主な用途
自動化装置・省力化装置
建設機械・産業機械
食品・医療機器
屋外設備
給油困難な箇所
「給油できない場所」で特に効果を発揮します。
設計・使用時の注意点
軸材質・硬度の適合
表面粗さの確認
荷重・速度条件の確認
初期なじみ運転の考慮
軸との組み合わせ設計が寿命を左右します。
まとめ
オイルレスベアリングは、給油不要で使える自己潤滑型軸受として、保全負担を大幅に軽減できる部品です。高速用途には向きませんが、低速・高荷重・給油困難な環境では非常に有効な選択肢となります。
装置の使用条件を正しく把握し、転がり軸受・通常のすべり軸受との適切な使い分けを行うことが、安定稼働への近道です。
お見積り・ご相談は今すぐ!
24時間365日受付
