Sealing Gasket
ガスケットとは?
ガスケットとは?|流体漏れを防ぐための密封(シール)部品
ガスケットとは、配管・フランジ・ハウジングなどの接合部に挟み込み、液体や気体の漏れを防ぐためのシール部品です。ボルトで締結された金属同士の微細な凹凸を埋め、圧力・温度・流体に耐えながら密封性を確保します。
プラント設備や産業機械では、ガスケットの良否が安全性・信頼性を左右します。
ガスケットの役割
ガスケットは、次の役割を担います。
流体(液体・気体)の漏れ防止
接合面の凹凸吸収
内圧保持
振動・熱膨張によるズレの吸収
接合部の保護
「締結力を密封力に変換する」ための重要部品です。
ガスケットの基本構造
平板状または成形形状
接合面形状に合わせた外形
材質による弾性・耐熱・耐薬品性
締結時、ボルト軸力によって圧縮され、密封性能を発揮します。
ガスケットの主な種類
非金属ガスケット
ゴム、樹脂、ファイバー系
低~中温・低圧向け
取り扱いが容易
金属ガスケット
ステンレス、銅、アルミなど
高温・高圧向け
精度と締結管理が重要
セミメタルガスケット
金属+非金属の複合
高い汎用性
プラント配管で多用
用途条件により、材質選定が最重要ポイントになります。
ガスケットの特徴
密封性能が高い
微細な隙間を埋める
内圧に耐える
消耗部品
繰返し使用は不可が基本
交換前提で設計
条件依存性が高い
圧力・温度・流体で性能が変わる
ガスケットのメリット
構造がシンプル
高いシール性能
多様な材質・規格が存在
配管・装置設計の自由度が高い
ガスケットのデメリット・注意点
再使用不可が基本
締結力不足で漏れが発生
過大締結で破損・はみ出し
条件不適合で劣化が早い
「とりあえず同じ材質」は事故の原因になります。
ガスケットとOリングの違い
ガスケット・平面シール・フランジ・大径部向き
Oリング・溝付きシール・繰返し使用可能・小径・機構部向き
使用部位と構造が根本的に異なります。
ガスケットの主な用途
配管フランジ
ポンプ・バルブ
熱交換器
圧力容器
各種プラント設備
流体を扱う設備には不可欠な部品です。
材質の例
ゴム(NBR、EPDM、FKM など)
PTFE
ノンアスベスト
ステンレス
銅
耐熱・耐圧・耐薬品性を考慮して選定します。
使用時の注意点
流体種類の確認
使用温度・圧力範囲の厳守
フランジ面の清浄・平滑確認
規定トルクでの締結
交換履歴の管理
特に重要なのは、締結トルク管理と再使用禁止の徹底です。
よくあるトラブル
漏れ発生
ガスケットの押し出し
劣化・硬化による密封不良
締結ムラによる部分漏れ
多くは、材質選定ミス・締結不良・再使用が原因です。
まとめ
ガスケットは、流体を安全に封じ込めるための最重要シール部品です。見た目は単純ですが、材質選定・締結管理・交換ルールを誤ると重大事故につながる可能性があります。
使用条件を正確に把握し、最適なガスケットを毎回新品で正しく使用することが、設備の安全性と信頼性を守ります。
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