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Rockwell Hardness Scale

ロックウェル硬さ とは?

ロックウェル硬さとは?|現場で最も使われる金属硬度評価方法


ロックウェル硬さとは、材料に圧子を押し込んだときの「くい込み深さ」から硬さを数値化する硬度試験方法です。測定が早く、操作が簡単なため、製造現場・受入検査・量産検査で最も広く使われている硬度評価方法の一つです。


ロックウェル硬さの基本原理

ロックウェル硬さは、次の手順で測定されます。

  1. 予備荷重をかけて圧子を安定させる

  2. 試験荷重を追加して押し込む

  3. 荷重を戻した後のくい込み深さの差を数値化

  4. くい込みが浅い → 硬い

  5. くい込みが深い → 柔らかい

圧痕径を測らないため、短時間で結果が得られます。


ロックウェル硬さのスケール種類

ロックウェル硬さには、材質に応じた複数のスケールがありま。

HRC(Cスケール)

  • ダイヤモンド圧子を使用

  • 焼入れ鋼・工具鋼向け

  • 最も使用頻度が高い

HRB(Bスケール)

  • 鋼球圧子を使用

  • 軟鋼・銅合金・アルミ合金向け

HRA ほか

  • 超硬合金・薄物など特殊用途

材質に合わないスケール選定は誤測定の原因になります。


ロックウェル硬さが使われる理由

ロックウェル硬さが現場で重宝される理由は以下の通りです。

  • 測定が速い

  • 操作が簡単

  • 圧痕が比較的小さい

  • 数値が直感的

  • 量産検査に向いている

品質管理・工程管理の即時判断に適しています。


ロックウェル硬さの目安(参考)

※一般的な感覚的目安です。

  • HRC 20~30:調質鋼

  • HRC 30~40:機械構造用部品

  • HRC 40~50:耐摩耗部品

  • HRC 50~60:工具・刃物

用途に対して硬すぎないかの確認が重要です。


ロックウェル硬さと他硬度法の違い

  • ロックウェル硬さくい込み深さで評価、現場向け

  • ビッカース硬度(HV)圧痕寸法で評価、薄物・表面層向け

  • ブリネル硬度(HB)大圧痕で評価、鋳物・軟質材向け

用途と材質で使い分けることが重要です。


測定時の注意点

  • 測定スケール(HRC/HRB等)の明確化

  • 十分な肉厚の確保

  • 圧痕同士・端部からの距離確保

  • 表面粗さ・スケール付着に注意

条件が悪いと再現性が低下します。


図面・調達時の実務ポイント

  • 「HRC ○○~○○」など範囲指定が望ましい

  • 熱処理条件の併記

  • 表面硬度か芯部硬度かを明確化

  • 測定位置・スケール指定

  • 試験成績書の要否確認

ロックウェル硬さ指定=熱処理品質指定です。


ロックウェル硬さがよく使われる部品

  • シャフト・ピン

  • 金型部品

  • 刃物・工具

  • 治具・ゲージ

  • 機械構造用部品


まとめ

ロックウェル硬さは、現場で最も実用的かつ汎用性の高い硬度評価方法です。特にHRCは、焼入れ鋼の品質管理の基準として不可欠です。

適切なスケール選定と条件管理を行うことで、耐摩耗性・寿命・加工性を安定して管理することができます。

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