Quality Inspection Certificate
検査成績書とは?
検査成績書とは?|製品が要求仕様を満たしていることを証明する品質書類
検査成績書とは、製品が図面・仕様書・規格などの要求事項を満たしていることを、検査結果としてまとめた公式書類です。寸法・外観・性能などの検査結果を数値や合否で示し、品質保証のエビデンスとして提出されます。
製造業では、出荷時の信頼性担保・取引条件・監査対応の観点から重要な書類です。
検査成績書の目的
検査成績書の主な目的は、「この製品は、要求された品質基準を満たしています」と第三者に説明できる状態を作ることです。
品質保証の証明
顧客への提出資料
トレーサビリティの確保
クレーム・不具合時の根拠
監査・規格対応(ISOなど)
口頭説明ではなく、書面で証明します。
検査成績書に記載される主な内容
一般的な検査成績書には、以下が記載されます。
製品名・品番
図面番号・改訂番号
検査日・ロット番号
検査項目(寸法・外観・機能など)
規格値・許容差
測定値・合否判定
使用測定器
検査者・承認者
備考欄
誰が見ても判断できる内容が求められます。
検査成績書とミルシートの違い
検査成績書・加工後の製品に対する検査結果・加工業者/検査機関が発行
ミルシート・材料そのものの品質証明・材料メーカーが発行
両者は役割がまったく異なる書類で、併せて提出を求められるケースも多くあります。
検査成績書が必要とされる主な場面
初回品・試作品の納品
品質要求の厳しい取引
公差が厳しい部品
自動車・医療・航空関連
ISO9001対応案件
「検査成績書提出可否」が取引条件になることもあります。
検査成績書の種類
全数検査成績書
すべての製品を検査
重要保安部品・高精度部品向け
抜取検査成績書
一部を抽出して検査
量産品向け
寸法検査成績書
寸法項目に特化
外観・機能検査成績書
キズ・打痕・動作確認など
用途に応じて、内容・粒度を調整します。
検査成績書作成時の注意点
図面の最新版に基づいているか
規格値と測定値の表記ミス防止
単位(mm など)の明記
測定器の有効期限・管理状況
合否基準の明確化
記載ミス=品質トラブルにつながるため、ダブルチェックが重要です。
検査成績書管理でよくある課題
紙管理で探せない
製品ロットと紐づいていない
提出依頼にすぐ対応できない
フォーマットがバラバラ
提出スピード=信頼性につながります。
実務での検査成績書管理ポイント
製品ロットとの確実な紐づけ
電子データ(PDFなど)での保管
検索しやすい命名ルール
フォーマットの統一
提出履歴の管理
「いつでも出せる状態」を作ることが重要です。
検査成績書と品質マネジメント
検査成績書は、次の取り組みと密接に関係します。
トレーサビリティ
ISO9001
品質保証体制
顧客監査・是正対応
品質を“証明する”ための中核資料です。
まとめ
検査成績書は、製品が要求品質を満たしていることを客観的に示すための重要書類です。適切な作成・管理ができていれば、品質トラブル時の対応力・顧客信頼性を大きく高めることができます。
品質を守る最後の砦として、検査成績書の運用体制を整えることが重要です。
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