Press Fit
しまりばめとは?
しまりばめとは?|確実に固定するためのはめあい方式(圧入)
しまりばめとは、軸と穴を組み合わせたときに、必ず「締まり(干渉)」が生じるように設計されたはめあいです。一般に圧入とも呼ばれ、回転や位置ズレを防ぎ、高い固定力と信頼性を確保したい場合に用いられます。
分解を前提としない部位や、高負荷がかかる部品で多用されます。
しまりばめの特 徴
しまりばめの最大の特長は、ガタが出ない強固な固定です。
常に締まりが生じる
高い位置決め精度
トルク・荷重の伝達に有利
振動・緩みが起きにくい
固定力を最優先する設計に適しています。
しまりばめで得られる主な効果
しまりばめを採用することで、以下の効果が得られます。
回転ズレ・抜けの防止
高い同軸度・位置精度の確保
トルク伝達能力の向上
振動・騒音の低減
固定と精度を同時に成立させます。
しまりばめの基本的な考え方
しまりばめでは、最大穴径より最小軸径の方が大きくなるように公差を設定します。そのため、どの組み合わせでも必ず**干渉(締まり代)**が発生します。
代表的な組み合わせ例:
H7/p6
H7/s6
H7/u6
しまりばめが向いている用途
しまりばめは、以下のような用途で多く使用されます。
ピン・ダウエルピン
ブッシュの圧入
歯車・プ ーリの固定
ベアリング外輪の固定
軸とハブの一体化部位
回らせたくない・動かしたくない部位が主な対象です。
しまりばめと他のはめあいの違い
すきまばめ常にすきま・回転/摺動向き
中間ばめすきま〜軽圧入・位置決め向き
しまりばめ常に締まり・固定向き
目的に応じて明確に使い分けます。
しまりばめの組立方法
しまりばめは、以下の方法で組み立てられます。
プレス圧入
ハンマー打ち込み(軽圧入)
冷やしばめ(軸冷却)
焼きばめ(穴加熱)
締まり代・材質・サイズにより方法を選定します。
しまりばめ設計時の注意点
しまりばめでは、以下に注意が必要です。
過大な締まり代は割れ・変形の原因
分解・再利用が困難
表面粗さ・潤滑の影響が大きい
材質差(熱膨張率)を考慮する
締まり代の適正設計が最重要です。
しまりばめと加工方法の関係
しまりばめでは、高い寸法精度が求められます。
軸:研削加工
穴:リーマ加工・研削
安定した圧入品質には、加工精度と表面状態の管理が不可欠です。
まとめ
しまりばめは、常に締まりを発生させることで、高い固定力と位置精度を確保するはめあい方式です。分解不要・高負荷部品に最適で、信頼性を最優先する設計に欠かせない選択肢といえます。
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