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Perpendicularity Tolerance

直角度 とは?

直角度とは?|基準に対してどれだけ「直角」を保っているかを保証する幾何公差

直角度(ちょっかくど)とは、ある面・線・軸が、指定された基準(データム)に対してどれだけ正確に90°を保っているかを規定する幾何公差です。JIS B 0419(ISO GPS)で定義されており、傾きによる組立不良・摺動不良・位置ズレを防ぐために用いられます。

取付面・基準面・穴軸などで非常に重要な公差です。


直角度の特徴

直角度の最大の特長は、基準に対する向き(姿勢)を直接管理できる点です。

  • 面・軸の直角性を規制

  • 組立精度の向上

  • 当たり不良・ガタの防止

  • 寸法公差とは独立して指定可能

「長さ」ではなく**「向き」を管理**します。


直角度で得られる主な効果

直角度を適切に指定することで、以下の効果が得られます。

  • 面当たりの均一化

  • 穴・軸の位置ズレ防止

  • 組立時の歪み低減

  • ガイド・摺動性能の安定

寸法が合っていても起きるトラブルを防止できます。


直角度の対象となる要素

直角度は、以下のような要素に対して指定されます。

  • 面と面

  • 面と軸(穴軸)

  • 軸と軸

  • 取付基準面

  • 垂直構造部

基準に対して垂直性が求められる部位が対象です。


直角度の図面表記方法

直角度は、**直角度記号+数値+基準(データム)**で指定されます。

例:

  • 直角度 0.02|A

この場合、対象要素が、基準Aに対して0.02mm以内の直角な許容域に収まることを意味します。


直角度と寸法公差の違い

  • 寸法公差長さ・高さ・径のばらつきを管理

  • 直角度基準に対する傾きを管理

寸法が公差内でも、傾いていれば組立精度に影響します。


直角度と他の幾何公差との違い

  • 直角度基準に対する垂直性

  • 平行度基準に対する平行性

  • 平面度面の平らさ(基準不要)

役割が明確に異なります。


直角度指定時の注意点

直角度を指定する際は、以下に注意が必要です。

  • 基準(データム)の選定が重要

  • 対象の長さ・面積が大きいほど加工難易度が上がる

  • 不要に厳しい指定はコスト増につながる

機能に直結する部位に限定して指定することが重要です。


直角度が重要な主な用途

  • 取付基準面

  • 垂直穴・タップ穴

  • ガイド構造部

  • 機械フレーム

  • 精密組立部品

垂直性が性能・組立性を左右する部品で多用されます。


まとめ

直角度は、基準に対する面・軸の直角性を直接保証する幾何公差です。寸法公差だけでは管理できない傾きを抑えることで、組立性・精度・耐久性を安定させる重要な指定といえます。

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