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Permalloy: High-Permeability Nickel-Iron Alloys (Ni-Fe)

パーマロイとは?

パーマロイとは?|極めて高い透磁率を持つ軟磁性ニッケル合金

パーマロイ(Permalloy)は、ニッケル(Ni)と鉄(Fe)を主成分とする軟磁性合金です。非常に高い透磁率と低い保磁力を持ち、磁気を通しやすく、残留磁気がほとんど残らない特性から、電子機器・精密機器分野で広く使用されています。

磁気特性を最優先する用途において、代表的な材料です。


パーマロイの特徴

パーマロイ最大の特徴は、軟磁性特性の高さです。

  • 非常に高い透磁率

  • 保磁力が小さく、磁化・消磁が容易

  • 磁気ヒステリシス損失が小さい

  • 磁気シールド性能に優れる

微弱な磁場制御が求められる用途で、他材料に代替しにくい性能を発揮します。


パーマロイの性質

パーマロイは、ニッケル含有量により特性が変化します。一般的には**Ni約45〜80%**の合金が使用され、用途に応じて最適な組成が選定されます。

以下のような性質を持ちます。

  • 軟らかく延性がある

  • 耐食性は一般鋼より良好

  • 機械的強度は高くない

  • 熱処理によって磁気特性が大きく変化

最終焼鈍(磁気焼鈍)が磁気性能を左右する重要工程となります。


パーマロイと他磁性材料との違い

  • 電磁軟鉄安価だが磁気性能は中程度

  • ケイ素鋼電力用途向け

  • パーマロイ高透磁率・低損失・精密磁気用途向け

高精度な磁場制御や磁気シールド用途では、パーマロイが選定されます。


パーマロイの加工時の注意点

パーマロイは切削・曲げ加工が可能ですが、加工ひずみが磁気特性に悪影響を与えます。

  • 加工後の磁気焼鈍が必須

  • 機械加工による残留応力に注意

  • 強い塑性変形は特性劣化の原因

設計段階から、加工→最終熱処理を前提とした工程設計が重要です。


パーマロイの主な用途

  • 磁気シールドケース

  • トランス・リアクトルコア

  • センサー部品

  • 精密計測機器

  • 音響・通信機器部品

微弱磁気を扱う分野で不可欠な材料です。


まとめ

パーマロイは、極めて高い透磁率と優れた軟磁性を持つニッケル鉄合金です。機械的強度や加工性よりも、磁気性能を最優先する用途において、他材料では代替できない価値を持っています。

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