Oxygen-Free Copper (OFC)
無酸素銅 とは?
無酸素銅とは?|最高クラスの導電性を持つ高純度銅材
無酸素銅は、製造工程で酸素をほとんど含まないように精製された高純度の銅材です。一般的なタフピッチ銅と比べて酸素含有量が極めて低く、電気伝導性・熱伝導性に非常に優れることから、電気・電子分野や真空用途で広く使用されています。
JIS規格ではC1020(無酸素銅)が代表的な材質です。
無酸素銅の特徴
無酸素銅の最大の特徴は、非常に高い導電性と熱伝導性です。不純物や酸化物が少ないため、電気抵抗が低く、信号ロスや発熱を抑えたい用途に適しています。
また、真空中や還元雰囲気でも安定して使用でき、水素脆化が起こりにくい点も大きな特長です。
無酸素銅の性質
無酸素銅は銅の中でも純度が高く、延性・加工性に優れています。一方で、強度や硬度は低く、耐摩耗性が求められる用途には不向きです。
非磁性であり、低温環境でも性質が安定しているため、精密用途や研究用途にも適しています。
無酸素銅とタフピッチ銅の違い
タフピッチ銅は一般用途で広く使われる銅材ですが、微量の酸素を含んでいます。無酸素銅は酸素含有量が極めて少ないため、導電性・溶接性・真空特性で優れています。
電気性能や信頼性を最優先する場合は無酸素銅、コスト重視の場合はタフピッチ銅という使い分けが一般的です。
無酸素銅の加工時の注意点
無酸素銅は柔らかく、切削加工ではバリが出やすい材料です。工具の切れ味や加工条件を適切に管理することで、仕上がり品質を安定させることができます。
また、表面が酸化・変色しやすいため、加工後の保管や表面処理にも配慮が必要です。
無酸素銅の主な用途
電極・導電部品
半導体・電子部品
真空装置部品
放熱部材
音響・通信機器部品
高い導電性・信頼性が求められる分野で使用されています。
まとめ
無酸素銅は、極めて高い導電性と安定した材料特性を持つ高純度銅材です。強度や耐摩耗性には制約がありますが、電気性能や真空特性が重視される用途では、非常に有効な材料選択となります。
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