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Limits and Fits

はめあいとは?

はめあいとは?|軸と穴の関係で決まる組立性と機能精度の基本

はめあいとは、軸と穴を組み合わせたときの、すきま・締まり具合の関係を指します。寸法公差を適切に設定することで、スムーズに動かす・確実に固定するといった機能を実現できます。

機械設計・加工において、はめあいは機能・耐久性・組立性を左右する重要な要素です。


はめあいの目的

はめあいを適切に設計することで、以下を実現できます。

  • ガタなく正確に位置決めする

  • 回転・摺動をスムーズに行う

  • 軸や部品を確実に固定する

  • 摩耗・振動・騒音を防止する

単なる寸法管理ではなく、機能を成立させるための設計要素です。


はめあいの基本的な考え方

はめあいは、穴径と軸径の寸法差で決まります。

  • 穴が大きい → すきまができる

  • 軸が大きい → 締まりが生じる

この関係を、公差によって意図的にコントロールします。


はめあいの3つの種類

すきまばめ

常にすきまがあるはめあいです。

  • 手で容易に組立可能

  • 回転・摺動に適する

  • 位置精度はやや低い

例:ベアリングの内径側、可動部


中間ばめ

すきまが出る場合と、軽く締まる場合があるはめあいです。

  • 位置決め精度と組立性の両立

  • 軽圧入・軽打ち込み

例:歯車、プーリ、位置決め部品


しまりばめ(圧入)

必ず締まりが生じるはめあいです。

  • 高い固定力

  • ガタが出ない

  • 分解が困難

例:ピン、ブッシュ、圧入軸


はめあい公差の指定方法

はめあいは、JISの公差等級記号で指定されます。

例:

  • 穴:H7

  • 軸:g6

この組み合わせで、狙ったはめあい状態を実現します。


はめあいと加工方法の関係

はめあい精度は、加工方法にも影響されます。

  • 旋盤加工:一般的なはめあい

  • 研削加工:高精度はめあい

  • リーマ加工:穴精度向上

加工方法を考慮した公差指定が重要です。


はめあい設計時の注意点

はめあいを設計する際は、以下に注意が必要です。

  • 使用環境(温度変化)

  • 材質差(熱膨張率)

  • 組立方法(手作業・圧入)

  • メンテナンス性

使う現場を想定した設計が不可欠です。


はめあいの主な適用例

  • シャフトとベアリング

  • 歯車と軸

  • ピンと穴

  • ブッシュ圧入

  • 精密位置決め部品

機械部品の基本構成要素で広く使われています。


まとめ

はめあいは、軸と穴の寸法関係によって、機械の動き・固定・耐久性を決定づける重要な設計要素です。適切なはめあいを選定することで、組立性・機能・品質・コストの最適化が実現できます。

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