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Lifting Eye Bolt

アイボルトとは?

アイボルトとは?|吊り上げ・運搬に使うリング付きボルト


アイボルトとは、頭部がリング(アイ)形状になったボルトで、ワイヤーロープ・チェーン・シャックルなどを掛けて機械や重量物を吊り上げ・運搬するための専用ボルトです。一般的な締結用ボルトとは用途が異なり、安全性を最優先に設計された吊り具として扱われます。


アイボルトの役割

アイボルトは、次の役割を担います。

  • 機械・部品の吊り上げ

  • 据付・移設時の仮設吊り

  • メンテナンス時の持ち上げ

  • 運搬・反転作業の補助

「人と設備の安全を守るための吊り専用部品」です。


アイボルトの基本構造

  • アイ(リング)部:吊り具を掛ける部分

  • ボルト部:母材にねじ込む

  • ねじ規格:メートルねじが主流

リング部は引張荷重を受けるため、高い強度と形状精度が求められます。


アイボルトの特徴

定格荷重が明確

  • サイズごとに使用荷重が規定

  • それ以上の使用は禁止

吊り方向に制限がある

  • 基本は軸方向(垂直吊り)

  • 斜め吊りは大幅に許容荷重が低下

安全設計

  • 破断ではなく変形で異常を知らせる設計が多い


アイボルトのメリット

  • 吊り作業が容易

  • 取付・取り外しが簡単

  • 規格品が豊富

  • 繰返し使用が可能(点検前提)


アイボルトのデメリット・注意点

  • 締結用ボルトとして使ってはいけない

  • 定格荷重超過は重大事故につながる

  • 斜め吊り・横引きに弱い

  • 取付面の平面度不足で荷重偏りが起きる

誤使用は人身事故につながるため厳禁です。


アイボルトと吊り用リングボルトの違い

  • アイボルト・固定リング・垂直吊り前提

  • 回転アイボルト(スイベルリング)・リングが回転・多方向吊りに対応

吊り方向が変わる場合は、回転式タイプの検討が必須です。


アイボルトの主な種類

丸型アイボルト

  • 最も一般的

  • 垂直吊り用途

長アイボルト

  • 厚物取付用

  • ナット併用

回転式アイボルト

  • 方向追従

  • 高安全性


材質・表面処理

  • 炭素鋼

  • 合金鋼

  • 表面処理:黒皮、メッキ など

耐荷重・使用環境に応じて選定します。


アイボルトの主な用途

  • 工作機械の搬入・据付

  • 金型の吊り上げ

  • 大型部品の反転

  • 設備メンテナンス

重量物を扱う現場の必須アイテムです。


使用時の注意点(重要)

  • 定格荷重の厳守

  • 垂直吊りが原則

  • ねじ込み深さの確保

  • 取付面の平滑性確認

  • 使用前点検(変形・亀裂)

特に、斜め吊り・横引きは原則禁止と考えるのが安全です。


よくあるトラブル・事故要因

  • 定格荷重オーバー

  • 斜め吊りによる破断

  • ねじ込み不足

  • 取付面不良による曲げ荷重

多くは、**「知っていれば防げた誤使用」**が原因です。


まとめ

アイボルトは、重量物を安全に吊り上げるための専用ボルトであり、一般的な締結用ボルトとは役割も安全基準もまったく異なる部品です。

定格荷重・吊り方向・取付条件を正しく理解し、正しい使い方を徹底することが、人命と設備を守る最大のポイントとなります。

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