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Jam Nut Method

ダブルナットとは?

ダブルナットとは?|ナット2個で緩みを防ぐシンプルな締結方法


ダブルナットとは、1本のボルトにナットを2個使用し、互いに締め付け合うことで緩みを防止する締結方法です。特別な緩み止め機構を持たない代わりに、施工手順を正しく守ることで高い緩み抑制効果を発揮します。

専用部品を使わずに実現できるため、低コストかつ汎用性の高い緩み止め手法として古くから利用されています。


ダブルナットの役割

ダブルナットは、次の役割を担います。

  • 振動によるナットの回転防止

  • 締結軸力の安定化

  • 締結状態の長期維持

  • 緩み止めナットの代替手段

「2つのナットで互いの回転を抑える」のが基本原理です。


ダブルナットの仕組み(原理)

1個目のナットで所定トルクまで締結2個目のナットを上から締め付け2つのナットを逆方向に力を掛け合うことで、ねじ山同士に強い摩擦と拘束力が発生します。

このねじ面圧の増加により、振動下でもナットが回りにくくなります。


正しい締結手順(重要)

  1. 下側ナットを規定トルクで締結

  2. 上側ナットを締め付ける

  3. 上下ナットを互いに逆方向へ力をかけてロック

※下ナットを緩めないことが最大のポイントです。


ダブルナットの特徴

専用部品が不要

  • 標準ナット2個で対応可能

  • 入手性が高い

高温環境に対応

  • 樹脂部品なし

  • 高温・屋外環境でも使用可能

再使用が可能

  • ナット自体の再利用が容易


ダブルナットのメリット

  • 低コスト

  • 部品調達が容易

  • 高温・高耐久環境に対応

  • 再使用可能


ダブルナットのデメリット・注意点

  • 施工手順に依存する

  • 作業者によるばらつきが出やすい

  • ナット高さが増える

  • 締結管理が不十分だと効果が出ない

正しい締結手順を守らなければ、緩み止め効果はほぼ得られません。


ダブルナットと他の緩み止め方法の違い

  • ダブルナット・施工依存・低コスト・高温対応

  • ナイロンナット・樹脂摩擦式・低~中温向き

  • 金属ロックナット・構造固定式・高信頼・高コスト

環境条件と管理レベルで使い分けます。


ダブルナットの主な用途

  • 産業機械

  • 建築・土木構造物

  • 高温配管周辺

  • 屋外設備

  • コスト制約のある装置

高温・屋外・振動環境で「確実に施工できる現場」向きです。


使用時の注意点

  • 必ず同一規格・同一材質のナットを使用

  • 下ナットの締結トルク管理

  • 増し締め時の手順厳守

  • ナット高さ・干渉確認

特に、「とりあえず2個使う」だけでは効果がない点に注意が必要です。


よくあるトラブル

  • 締結順序ミスによる緩み

  • 上ナットのみ締めてしまう

  • トルク不足

  • スペース不足による工具干渉

多くは、施工ルール未徹底が原因です。


まとめ

ダブルナットは、ナット2個を正しい手順で締結することで緩みを防ぐ、非常にシンプルで実用的な方法です。専用ナットが不要で高温環境にも対応できますが、施工品質に大きく依存するという特徴があります。

使用環境・管理体制・作業者教育を踏まえ、ロックナットとの使い分けを行うことが、締結トラブル防止と安全性向上につながります。

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