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Hollow Shank Taper

HSKとは?

HSKとは?|高速・高精度加工に特化した次世代ツーリング規格


HSKとは、高速回転・高精度加工を目的に設計された主軸テーパ規格です。従来のBT規格(7/24テーパ)とは異なり、**中空シャンク構造(Hollow Shank)**を採用しており、主軸テーパ面とフランジ面の二面拘束によって、優れた同芯度と剛性を実現します。


HSKの基本構造と特徴

HSKの最大の特長は、回転数が上がるほど締結力が高まる構造にあります。

  • 中空シャンクによる軽量化

  • 主軸内からの拡張クランプ

  • テーパ面+端面の二面拘束

  • 高回転時の熱影響が小さい

その結果、高速回転でも振れが出にくく、安定した加工が可能です。


HSKが選ばれる理由

HSKは、次のような要求がある現場で選ばれます。

  • 高速回転(高rpm)

  • 高精度仕上げ

  • 微細加工

  • 高品位な加工面

  • 繰返し精度の安定

「速く・きれいに・安定して削る」ための規格といえます。


HSKとBT規格の違い

  • BT規格(BT40・BT50)・汎用性が高い・重切削向け・国内普及率が高い

  • HSK規格・高速・高精度向け・軽量・低振れ・高速主軸に最適

荒加工中心ならBT、仕上げ・高速加工中心ならHSKが基本的な使い分けです。


HSKの代表的な種類

HSKには用途別に複数のタイプがあります。

  • HSK-A:マシニング加工用(最も一般的)

  • HSK-E:超高速・精密加工向け

  • HSK-F:木工・軽加工向け

サイズは HSK-A63、A100 などが多く使われます。


HSKで使われる主なツーリング

  • 焼きばめホルダ

  • 油圧チャック

  • 高精度コレットチャック

  • 仕上げ用エンドミルホルダ

振れ精度重視のツーリング構成が基本です。


HSK使用時の注意点

  • 専用主軸が必要(BT互換不可)

  • ツーリングコストが高め

  • 清掃・メンテナンスの徹底が必須

  • 落下・打痕による精度劣化に注意

精密機器としての管理が求められます。


図面・工程設計時の実務ポイント

  • 使用設備がHSK対応か事前確認

  • 高速加工の有無を明確化

  • 工具突出しの最小化

  • 荒加工と仕上げ加工の工程分離

設備特性を理解した工程設計が重要です。


HSKが特に向いている加工

  • 高速仕上げ加工

  • 微細加工

  • 金型の仕上げ工程

  • 高回転エンドミル加工

  • 高品位面要求部品


まとめ

HSKは、高速・高精度加工を最大限に引き出すためのツーリング規格です。BT規格では難しい領域でも、振れの少ない安定加工と高品位な仕上がりを実現できます。

加工内容・設備能力・コストを考慮し、BTとHSKを適切に使い分けることが、これからの加工現場では重要になります。

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