Haxavalent Chromium Plating
六価クロムとは?
六価クロムとは?|高い防錆性能を持つが環境規制対象となるクロメート処理
六価クロムとは、亜鉛メッキ後に施されてきた従来型のクロメート処理で、非常に高い耐食性と自己修復性を持つ表面処理です。かつては防錆性能の高さから広く使用されていましたが、環境・人体への有害性が指摘され、現在は多くの分野で使用が制限または代替処理へ移行しています。
六価クロム処理の特徴
六価クロムの最大の特長は、優れた防錆性能と安定した品質です。
白錆の発生を強力に抑制
傷が入っても防錆効果が持続(自己修復性)
処理条件が安定しており品質が揃いやすい
コストが比較的低い
防錆性能だけを見ると、非常に優秀な処理でした。
六価クロムで得られる主な効果
六価クロム処理により、以下の効果が得られます。
高い耐食性
長期防錆性能
亜鉛メッキ皮膜の保護
外観の均一化
特に屋内外の厳しい環境で効果を発揮します。
六価クロムの外観特性
六価クロム処理では、以下のような外観が得られます。
淡黄色〜虹色(有色クロメート)
光沢のある仕上がり
比較的外観ムラが出にくい
この独特の色味は、長年工業製品の標準でした。
六価クロムが規制される理由
六価クロムは、以下の理由により環境規制対象となっています。
発がん性が指摘されている
人体・環境への有害性
RoHS指令など国際的規制対象
現在は使用不可または厳格な管理下でのみ使用可能なケースが大半です。
六価クロムと三価クロムの違い
六価クロム高耐食だが環境規制対象
三価クロム環境対応・現在の主流
多くの用途で、三価クロムへの置き換えが進んでいます。
六価クロム使用時の注意点
六価クロムを扱う場合、以下の点に注意が必要です。
使用可否の事前確認が必須
輸出製品では原則使用不可
代替処理指定が求められることが多い
図面や仕様書での明確な指定が重要です。
六価クロムの主な使用実績(過去)
建築金物
機械部品
自動車部品(旧仕様)
量産防錆部品
現在は新規採用されるケースはほとんどありません。
まとめ
六価クロムは、非常に高い防錆性能を持つ一方で、環境・安全面の問題から使用が大きく制限されているクロメート処理です。現在の設計・調達においては、三価クロムなどの環境対応型処理を前提とした仕様検討が不可欠といえます。
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