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Hastelloy C-22 / Alloy C-22 (UNS N06022)

Hastelloy C22 とは?

Hastelloy C-22とは?|孔食・隙間腐食に極めて強い超耐食ニッケル基合金

Hastelloy C-22(ハステロイC-22)は、ニッケル(Ni)を主成分にクロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)を添加した超耐食ニッケル基合金です。特に孔食・隙間腐食・応力腐食割れに対する耐性が非常に高く、ハステロイ系の中でも耐食性能の最上位クラスに位置付けられます。

混酸や塩化物を含む過酷な腐食環境で選定される材料です。


Hastelloy C-22の特徴

Hastelloy C-22の最大の特徴は、あらゆる局部腐食に対する強さです。

  • 塩化物環境での孔食・隙間腐食に極めて強い

  • 応力腐食割れに強い

  • 強酸・混酸環境で高い耐久性

  • 高温腐食環境でも安定

ステンレス鋼や一般的なニッケル合金では対応できない条件で使用されます。


Hastelloy C-22の性質

Hastelloy C-22は、固溶強化型ニッケル基合金で、析出硬化に依存せず高い耐食性を発揮します。溶接後の耐食性低下が少なく、溶接構造物に適した材料です。

非磁性で、低温から高温まで安定した靭性を持ちます。


Hastelloy C-22とC-276の違い

  • Hastelloy C-22孔食・隙間腐食・応力腐食割れへの耐性最優先

  • Hastelloy C-276強酸・混酸への耐食性と汎用性重視

塩化物を含む厳しい腐食環境ではC-22、幅広い腐食条件への対応ではC-276が選定される傾向があります。


Hastelloy C-22の加工時の注意点

Hastelloy C-22は代表的な超難削材です。

  • 加工硬化しやすい

  • 切削時の発熱が大きい

  • 工具摩耗が非常に激しい

低速・高剛性条件と十分な冷却が必須となります。溶接は可能ですが、入熱管理と溶接条件の最適化が重要です。


Hastelloy C-22の主な用途

  • 化学プラント設備

  • 強酸・混酸用配管・バルブ

  • 排ガス処理装置

  • 熱交換器

  • 高腐食環境機器部品

腐食トラブルが許されない分野で多く使用されています。


まとめ

Hastelloy C-22は、ハステロイ系の中でも局部腐食耐性に最も優れた超耐食合金です。材料コストや加工難易度は高いものの、極限の腐食環境で長期信頼性を確保したい用途において、最適な材料選択といえます。

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