Hard Anodized Aluminum
硬質アルマイト とは?
硬質アルマイトとは?|耐摩耗・耐久性を大幅に高めるアルミ用表面処理
硬質アルマイトとは、低温・高電流密度の条件で行うアルマイト(陽極酸化)処理により、通常のアルマイトよりも厚く硬い酸化皮膜を形成する表面処理です。アルミの軽さを活かしながら、耐摩耗性・耐食性・表面硬度を大幅に向上させることができます。
摺動部や機能部品など、過酷な使用環境で多く採用されています。
硬質アルマイトの特徴
硬質アルマイトの最大の特長は、非常に高い耐摩耗性と表面硬度です。
表面硬度が高い
摩耗・擦れに強い
耐食性に優れる
アルミの軽量性を維持
鉄やステンレスの代替として使われるケースもあります。
硬質アルマイトで得られる主な効果
硬質アルマイト処理により、以下の効果が得られます。
摺動摩耗の大幅低減
表面の耐久性向上
腐食・白錆防止
表面の電気絶縁
機能部品向けの実用性重視の表面処理です。
硬質アルマイトの皮膜特性(目安)
皮膜厚:20〜50μm程度
表面硬度:HV400〜500程度
外観:濃いグレー〜黒色
※材質・処理条件により変化します。
硬質アルマイトが向いている材料
硬質アルマイトは、以下のアルミ材質で多用されます。
A5052、A5083(5000系)
A6061、A6063(6000系)
A2000系・A7000系では、皮膜性状や割れに注意が必要です。
硬質アルマイトと通常アルマイトの違い
硬質アルマイト高硬度・耐摩耗・機能部品向け
通常アルマイト(白・黒)耐食・外観重視
用途により使い分けます。
硬質アルマイト処理時の注意点
硬質アルマイトでは、以下の点に注意が必要です。
皮膜厚による寸法変化が大きい
割れ・クラック発生リスク
摺動部は潤滑設計が必要
設計段階での公差設定とマスキングが重要です。
硬質アルマイトの主な用途
摺動部品
シリンダー・ガイド部品
治具・金型部品
搬送装置部品
産業機械部品
耐久性が求められる分野で広く使用されています。
まとめ
硬質アルマイトは、アルミ部品に高い耐摩耗性と耐久性を付与できる機能重視の表面処理です。設計段階から皮膜特性を考慮することで、軽量かつ高耐久な部品設計を実現できます。
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