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H7 Hole Tolerance

H7 とは?

H7とは?|最も一般的に使われる穴基準の公差等級

H7とは、JISおよびISOで定められた「穴」の公差等級の一つで、はめあい設計において最も標準的・汎用的に使用される指定です。

「H」は穴基準を表し、「7」は**公差等級(精度レベル)**を示しています。軸側の公差(g6、h6、k6など)と組み合わせることで、目的に応じたはめあいを実現します。


H7の基本的な意味

H7の特徴は、下限寸法が基準寸法と一致する点です。

  • 下限:0

  • 上限:+公差分

つまり、穴は基準寸法より小さくならない設計になります。

例(φ20 H7)→ 20.000 ~ 20.021 mm(代表例)

※実際の公差値は呼び寸法により異なります。


なぜH7がよく使われるのか

H7が広く使われる理由は、設計・加工・検査のバランスが非常に良いためです。

  • 加工しやすい

  • 測定・管理がしやすい

  • 軸側で調整しやすい

  • 多くの加工現場で標準対応

迷ったらH7」と言われるほど、実務での信頼性が高い等級です。


H7と組み合わせる代表的な軸公差

H7は、以下のような軸公差とよく組み合わされます。

  • H7 / g6すきまばめ(回転・摺動向き)

  • H7 / h6わずかなすきま〜中間ばめ

  • H7 / k6軽圧入・中間ばめ

  • H7 / p6しまりばめ(圧入)

用途に応じて軸側で調整するのが基本です。


H7が向いている用途

H7は、以下のような用途で多く使用されます。

  • ベアリング外径側の穴

  • シャフト挿入穴

  • ブッシュ・カラーの受け穴

  • 一般的な位置決め穴

  • 機械部品全般

汎用部品・量産部品で特に多用されます。


H7指定時の注意点

H7を指定する際は、以下に注意が必要です。

  • 高精度が必要な場合は不足することがある

  • 加工方法(リーマ・研削)を考慮する

  • 表面処理後の寸法変化を考慮する

必要な機能精度を満たしているかの確認が重要です。


H7と一般公差の違い

  • H7はめあいを意識した明確な公差指定

  • 一般公差(JIS B 0405)はめあいを前提としない寸法管理

はめあいが関係する穴には、必ずH7などの等級指定を行います。


まとめ

H7は、穴基準方式における最も標準的で信頼性の高い公差等級です。軸側公差との組み合わせで幅広いはめあいに対応でき、設計・加工・調達すべての現場で扱いやすい指定といえます。

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