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General Dimensional Tolerance

一般公差とは?

一般公差とは?|図面に個別指定がない寸法に適用される標準公差

一般公差とは、図面上で個別に寸法公差が指定されていない寸法に対して、自動的に適用される標準的な公差のことです。JIS規格などで定められており、すべての寸法に細かく公差を記入しなくても、一定レベルの品質と加工性を確保できる仕組みです。

設計・製造双方の負担を減らすために、非常に重要な考え方です。


一般公差の役割

一般公差の最大の役割は、図面の簡略化と加工コストの最適化です。

  • 図面記載の手間を削減

  • 不要に厳しい精度指定を防止

  • 加工・検査の標準化

  • 設計意図の明確化

「特に重要でない寸法は一般公差に任せる」という考え方が基本です。


一般公差の適用ルール

一般公差は、以下の条件で適用されます。

  • 図面に一般公差の規格が明記されている

  • 寸法に個別の公差指定がない

個別公差が指定されている寸法には、一般公差は適用されません


一般公差の代表的な規格

日本では、以下の規格がよく使用されます。

  • JIS B 0405:寸法の一般公差

  • ISO 2768:国際規格(海外取引向け)

例:「一般公差:JIS B 0405 中級(m)」といった形で図面に記載されます。


一般公差の等級(例)

一般公差には、精度レベル(等級)があります。

  • 粗級(f):構造物・大型部品向け

  • 中級(m):一般機械部品(最も多い)

  • 精級(c):比較的高精度

  • 極精級(v):精密部品向け

部品の用途・加工方法に応じて選定します。


一般公差と個別公差の使い分け

  • 一般公差重要度が低い寸法、外形寸法など

  • 個別公差嵌合部、位置決め部、機能寸法

すべてを個別指定するのではなく、メリハリをつけることが重要です。


一般公差使用時の注意点

一般公差を使う際は、以下に注意が必要です。

  • 図面に規格記載がないと適用されない

  • 加工方法によっては厳しすぎる場合がある

  • 機能寸法には不十分なケースがある

重要寸法は必ず個別指定することが前提です。


一般公差の主な適用例

  • 外形寸法

  • 板厚・幅・高さ

  • 非嵌合部の距離寸法

  • 補助的な構造寸法

機能に直接影響しない箇所で活用されます。


まとめ

一般公差は、図面を簡潔にし、加工コストと品質をバランス良く成立させるための重要な仕組みです。個別公差と適切に使い分けることで、無理のない設計と安定した製造が実現できます。

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