g6 Shaft Tolerance
g6とは?
g6とは?|H7穴と組み合わせて使われる代表的な軸公差
g6とは、JISおよびISOで定められた「軸側」の公差等級の一つで、H7穴と組み合わせたときに、安定したすきまばめを得られる代表的な指定です。
「g」は基準寸法よりマイナス側にずれた公差位置を表し、「6」は比較的精度の高い公差等級を示しています。
g6の基本的な意味
g6の最大の特徴は、軸径が必ず基準寸法より小さくなる点です。
上限:マイナス側
下限:さらにマイナス側
つまり、H7穴と組み合わせた場合、必ずすきまが確保される設計になります。
例(φ20 g6)→ 約 19.980 ~ 19.993 mm(代表例)
※実際の数値は呼び寸法により異なります。
なぜg6がよく使われるのか
g6は、回転・摺動用途で非常にバランスが良いため、現場で多用されます 。
組立がスムーズ
ガタが出にくい
焼き付きリスクが低い
繰り返し組立・分解が可能
「確実に動かしたい軸」の定番指定です。
H7/g6のはめあい特性
H7穴 × g6軸 の組み合わせは、代表的なすきまばめです。
常にすきまがある
回転・摺動に適する
組立性が非常に良い
ベアリング・ブッシュ・摺動軸などで広く使われます。
g6が向いている主な用途
g6は、以下のような部品で多く使用されます。
回転軸
摺動シャフト
ベアリング内輪側の軸
ガイド軸
分解・交換が必要な部品
「動かす」「抜き差しする」軸に最適です。
g6と他の軸公差との違い
g6安定したすきまばめ(汎用)
h6すきま〜中間ばめ(位置決め向き)
f7より大きなすきま(軽負荷向き)
k6中間ばめ〜軽圧入
用途により使い分けます。
g6指定時の注意点
g6を指定する際は、以下に注意が必要です。
高い位置決め精度には不向き
温度上昇時の膨張を考慮する
表面粗さ・表面処理の影響
回転精度が厳しい場合は幾何公差との併用が有効です。
g6と加工方法の関係
g6は、比較的高精度な公差のため、以下の加工が多く用いられます。
研削加工
精密旋盤加工
仕上げ切削
量産では研削仕上げが一般的です。
まとめ
g6は、軸側で最もよく使われる標準的なすきまばめ用公差等級です。H7穴と組み合わせることで、組立性・摺動性・信頼性のバランスが取れた設計が実現できます。
お見積り・ご相談は今すぐ!
24時間365日受付
