Friction Stir Welding Process
摩擦撹拌接合(FSW) とは?
摩擦撹拌接合(FSW)とは?|溶かさずに接合する低歪み・高強度の固相接合
摩擦撹拌接合(FSW:Friction Stir Welding)とは、回転工具(プローブ付きツール)を接合部に押し当て、摩擦熱と塑性流動によって材料を撹拌・接合する方法です。材料を溶融させない固相接合のため、歪みが極めて少なく、接合強度と品質が安定するのが特長です。
アルミ合金を中心に、航空・自動車・鉄道・産業機械分野で採用が進んでいます。
FSWの特徴
FSWの最大の特長は、低入熱・低歪みで高品質な接合ができる点です。
溶融しないため歪み・割れが少ない
溶加材・シールドガス不要
接合部の機械的性質が安定
外観が良好で後処理が少ない
溶接欠陥(ブローホール、割れ)が発生しにくい接合方法です。
FSWでできる接合内容
FSWでは、以下のような接合が行われます。
板材同士の突合せ接合
重ね接合
長尺直線接合
高精度な継ぎ目接合
構造部材の接合
特に直線・長尺接合で高い効果を発揮します。
FSWが向いている材料
FSWは、以下の材料で多用されます。
アルミ合金(A5000系、A6000系、A7000系)
マグネシウム合金
銅合金(条件管理が必要)
異種金属(アルミ×アルミ系中心)
特にアルミ合金との相性が非常に良い接合方法です。
FSWと溶融溶接の違い
FSW(摩擦撹拌接合)低歪み・高強度・固相接合
アーク/レーザー溶接溶融接合・汎用性重視
歪み・強度・外観を重視する場合、FSWが有効です。
FSWの注意点
FSWでは、以下の点に注意が必要です。
接合開始・終了部に逃げ代が必要
曲線や複雑形状には制約がある
専用設備・治具が必要
形状設計と治具設計が、接合品質を大きく左右します。
FSWの主な用途
自動車用アルミ部品
鉄道車両構体
航空・宇宙部品
アルミフレーム・パネル
産業機械用構造部品
軽量・高強度が求められる分野で多用されています。
まとめ
摩擦撹拌接合(FSW)は、材料を溶かさずに接合することで、低歪み・高強度・高信頼性を実現できる先進的な接合技術です。アルミ合金構造部品において、品質と性能を両立した接合方法として、今後さらに重要性が高まる技術といえます。
お見積り・ご相談は今すぐ!
24時間365日受付
