作業者がロボットアームを直接手で動かして、動作を教示（ティーチング）する機能です。「ハンドガイディング」とも呼ばれます。

従来の産業用ロボットでは、専門のオペレーターがティーチングペンダントという専用の操作端末を用いて、複雑なプログラム言語で一つひとつの動作を painstakingly（丹念に）設定する必要がありました。しかし、ダイレクトティーチング機能を使えば、専門知識がない人でも、実際に動かしたい軌道や位置をロボットに直感的に記憶させることができます。

これにより、プログラム作成にかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、人間の感覚に基づいた滑らかで複雑な動きも簡単に設定可能です。特に、扱う製品が頻繁に変わる多品種少量生産の現場において、迅速な段取り替えと柔軟な対応を可能にする重要な機能です。