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Chromium Copper (C18200 / C18150 / C1820)

クロム銅とは?

クロム銅とは?|導電性と耐熱性を両立した高機能銅合金

クロム銅は、銅(Cu)に微量のクロム(Cr)を添加した銅合金です。高い電気伝導性を維持しながら、耐熱性・耐摩耗性・強度を向上させている点が特長で、溶接電極や通電部品など、過酷な使用環境で多く採用されています。

JIS規格では C1820 が代表的なクロム銅です。


クロム銅の特徴

クロム銅の最大の特徴は、高導電性と耐熱性のバランスです。

  • 高温下でも軟化しにくい

  • 通電時の発熱に強い

  • 摩耗しにくく寿命が長い

  • 純銅に近い電気伝導率

そのため、通電+加圧+摩耗が同時に発生する用途に適しています。


クロム銅の性質

クロム銅は、析出硬化型の銅合金で、熱処理(時効硬化)によって強度が向上します。純銅よりも硬く、ベリリウム銅ほど高強度ではありませんが、導電性では大きく優れています。

非磁性で、一般環境下での耐食性も良好です。


クロム銅と他銅合金との違い

  • 純銅(C1100、C1020)導電性最優先、耐熱・耐摩耗は低い

  • クロム銅(C1820)導電性+耐熱性+耐摩耗性のバランス型

  • ベリリウム銅強度・ばね性最優先

高電流・高温条件では、クロム銅が最適解となるケースが多くあります。


クロム銅の加工時の注意点

クロム銅は、時効硬化前であれば比較的加工しやすい材料です。成形や切削を行った後に熱処理を施すことで、最終特性を得る工程設計が一般的です。

硬化後は切削性が低下するため、加工順序の管理が重要となります。


クロム銅の主な用途

  • 溶接電極(スポット溶接・プロジェクション溶接)

  • 通電チップ・電極

  • 高電流接点

  • 放熱・導電部品

  • 産業機械用電気部品

電気・熱・機械的負荷が同時にかかる分野で多く使用されています。


まとめ

クロム銅は、高い導電性を維持しながら、耐熱性・耐摩耗性を向上させた実用性の高い銅合金です。純銅では寿命が不足し、ベリリウム銅ほどの強度が不要な用途において、非常にバランスの取れた材料選択といえます。

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