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C3604 Free-Cutting Brass (UNS C36000 Equivalent)

C3604とは?

C3604とは?|最も代表的な快削黄銅(真鍮)

C3604は、JIS規格で定められた**快削黄銅(真鍮)**で、鉛(Pb)を添加することにより、極めて優れた切削加工性を実現した材料です。自動旋盤やNC旋盤による量産加工に適しており、真鍮材料の中でも最も使用実績の多い材質の一つです。

「快削真鍮といえばC3604」と言われるほど、切削加工用途の定番材料です。


C3604の特徴

C3604の最大の特徴は、トップクラスの被削性です。切りくずが細かく分断されやすく、切削抵抗が小さいため、高速加工でも工具寿命が長く、生産性の向上に貢献します。

また、加工面がきれいに仕上がりやすく、仕上げ工程や二次加工を削減しやすい点も大きなメリットです。


C3604の性質

C3604は、黄銅に鉛を添加した合金で、切削加工に最適化された材料です。一方で、塑性加工性や溶接性は一般黄銅(C2600、C2680など)より劣ります。

非磁性で、一般的な環境下での耐食性は良好ですが、鉛含有材であるため、用途によっては使用制限がかかる場合があります。


C3604と他真鍮材との違い

  • C3604(快削黄銅)切削加工最優先、量産加工向け

  • C2600・C2680曲げ・プレスなど塑性加工向け

  • C2801深絞り加工向け

加工方法を基準に材質を選定することが重要です。


C3604の加工時の注意点

C3604は切削加工には非常に適していますが、溶接・ろう付けには不向きです。また、鉛を含有しているため、食品・飲料・給水関連部品では使用不可、または制限されるケースがあります。

近年は環境規制への対応として、鉛フリー快削黄銅への置き換えを検討する場面も増えています。


C3604の主な用途

  • ネジ・ナット

  • シャフト・ピン

  • 精密機械部品

  • 電気・電子部品

  • 自動旋盤加工部品

切削加工を主体とする量産部品で広く使用されています。


まとめ

C3604は、快削黄銅の代表材として、切削加工性と量産性に非常に優れた真鍮材料です。塑性加工や溶接には不向きですが、加工コスト削減と安定品質を重視する切削部品において、非常に信頼性の高い材料といえます。

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