C2600 (Cartridge Brass / 70/30 Brass)
C2600 とは?
C2600とは?|展延性に優れた黄銅(真鍮)材
C2600は、銅(Cu)に亜鉛(Zn)を約30%添加した黄銅(真鍮)で、一般に七三黄銅と呼ばれる材料です。延性・展性に優れており、曲げ加工や絞り加工などの塑性加工に非常に向くことから、板金・プレス用途を中心に幅広く使用されています。
JIS規格で定められた代表的な黄銅材の一つです。
C2600の特徴
C2600の最大の特徴は、加工割れが起こりにくい高い展延性です。深絞りや曲げ加工でも安定した成形が可能で、複雑形状の板金部品に適しています。
また、黄金色の外観を持ち、装飾性にも優れるため、意匠部品にも多用されます。
C2600の性質
C2600は、黄銅の中でも比較的軟らかい材料で、冷間加工性に優れています。一方で、強度や被削性(切削加工性)は、快削黄銅(C3604)より劣ります。
非磁性で、耐食性も比較的良好ですが、アンモニア雰囲気では応力腐食割れのリスクがあるため、使用環境には注意が必要です。
C2600と他黄銅材との違い
C2600(七三黄銅)展延性・塑性加工性重視、板金・絞り加工向け
C2680(六四黄銅)C2600よりやや強度が高く、バランス型
C3604(快削黄銅)被削性重視、切削加工向け
用途に応じて黄銅材を使い分けることが重要です。
C2600の加工時の注意点
C2600は切削加工も可能ですが、切りくずが長くなりやすく、量産切削には不向きです。板金加工・プレス加工・曲げ加工を主体とした設計が適しています。
また、表面が変色しやすいため、外観部品では表面処理や保管方法にも配慮が必要です。
C2600の主な用途
板金・ プレス部品
端子・接点部品
装飾・意匠部品
ネームプレート
電気・電子部品(非通電部)
塑性加工性と外観性が求められる分野で使用されています。
まとめ
C2600は、展延性に優れた七三黄銅として、板金・プレス加工に非常に適した材料です。切削加工には向きませんが、成形性と外観性を重視する用途では、安定した品質と高い実績を持つ黄銅材といえます。
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