C1100 Electrolytic Tough Pitch (ETP) Copper
タフピッチ銅とは?
タフピッチ銅とは?|最も一般的に使われる高導電性銅材
タフピッチ銅は、電気銅として最も広く使用されている純銅系材料です。JIS規格では C1100 に該当し、わずかに酸素を含有しているのが特徴です。
電気伝導性・加工性・コストのバランスに優れており、電気・電子分野から一般工業用途まで、非常に幅広く使用されています。
タフピッチ銅の特徴
タフピッチ銅の最大の特徴は、高い導電性と扱いやすさです。無酸素銅(C1020)に次ぐ高い電気伝導率を持ち、一般的な電気用途では十分な性能を発揮します。
また、材料価格が比較的安定しており、入手性が高い点も大きなメリットです。
タフピッチ銅の性質
タフピッチ銅は、純度が高く、延性・展性に優れています。曲げ加工、プレス加工、絞り加工などが容易で、板・棒・線材として幅広く利用できます。
一方で、微量の酸素を含むため、高温環境や水素雰囲気では水素脆化が起こる可能性があります。
タフピッチ銅と無酸素銅の違い
無酸素銅(C1020)は、酸素含有量が極めて低く、真空用途や高信頼性用途に適しています。タフピッチ銅(C1100)は、一般用途向けでコストパフォーマンスに優れています。
導電性重視・真空用途:無酸 素銅
コスト重視・一般電気用途:タフピッチ銅
という使い分けが一般的です。
タフピッチ銅の加工時の注意点
タフピッチ銅は柔らかく、切削加工ではバリやかえりが発生しやすい材料です。切れ味の良い工具と適切な切削条件を設定することで、安定した加工が可能です。
また、溶接やろう付けでは、水素脆化のリスクを考慮した条件管理が必要です。
タフピッチ銅の主な用途
電線・ケーブル
端子・バスバー
電気部品
放熱部材
一般機械部品
コストと性能のバランスが求められる分野で幅広く使用されています。
まとめ
タフピッチ銅は、電気銅として最も汎用的に使われている銅材です。高い導電性と優れた加工性を持ち、コストパフォーマンスにも優れているため、一般電気用途や工業用途において非常に扱いやすい材料といえます。
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