C1100 (ETP Copper / Electrolytic Tough Pitch)-2
C1100とは?
C1100とは?|最も汎用的な電気用銅材(タフピッチ銅)
C1100は、JIS規格で定められたタフピッチ銅に該当する銅材です。電気銅として最も広く流通しており、高い電気伝導性と優れた加工性、安定したコストバランスを持つことから、電気・電子分野から一般工業用途まで幅広く使用されています。
「銅材といえばC1100」と言われるほど、標準的で実績の多い材質です。
C1100の特徴
C1100の最大の特徴は、高い電気伝導性と汎用性です。無酸素銅(C1020)にはわずかに劣るものの、一般的な電気用途では十分以上の導電性能を発揮します。
また、材料の入手性が高く、板・棒・線など多様な形状で供給されている点も大きなメリットです。
C1100の性質
C1100は純度の高い銅材で、延性・展性に優れています。曲げ加工、プレス加工、絞り加工などが容易で、加工割れが起こりにくい材料です。
一方で、微量の酸素を含有しているため、高温環境や水素雰囲気下では水素脆化が発生する可能性があります。
C1100とC1020(無酸素銅)の違い
C1020(無酸素銅)は、酸素含有量を極限まで低減 した高純度銅材で、真空用途や高信頼性用途に適しています。C1100は一般用途向けで、コストパフォーマンスに優れる点が特長です。
導電性・真空特性重視:C1020
コスト・汎用性重視:C1100
という使い分けが一般的です。
C1100の加工時の注意点
C1100は柔らかく、切削加工ではバリやかえりが出やすい材料です。切れ味の良い工具を使用し、適切な切削条件を設定することで、仕上がり品質を安定させることができます。
また、表面が酸化・変色しやすいため、加工後の保管や表面処理にも注意が必要です。
C1100の主な用途
電線・ケーブル
バスバー・端子
電気・電子部品
放熱板・ヒートシンク
一般機械部品
電気性能とコストのバランスが求められる分野で幅広く使用されています。
まとめ
C1100は、タフピッチ銅として最も一般的に使われている銅材です。高い導電性と加工性、優れた入手性を持ち、一般電気用途から工業用途まで幅広く対応できる、非常に扱いやすい材料といえます。
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