BT50 Tool Holder System
BT50とは?
BT50とは?|重切削・大型加工に対応する高剛性ツーリング規格
BT50とは、マシニングセンタで使用される主軸テーパ規格の一つで、「BT」は日本発祥の7/24テーパ規格、「50」は大型・高剛性クラスの番手を表します。BT40よりも剛性・把持力に優れ、重切削や大型部品加工に特化した規格です。
BT50の基本的な意味
BT:7/24テーパ+フランジ付きツーリング規格
50:大径・高剛性のテーパサイズ
工具ホルダは、主軸テーパとプルスタッドで強力に引き込まれて固定され、大きな切削抵抗にも耐えられる構造になっています。
BT50が選ばれる理由
BT50が採用される主な理由は以下の通りです。
非常に高い剛性・把持力
大径工具・フェイスミルに対応
重切削時のビビリ抑制
加工中の安定性が高い
大型ワークでも精度が出しやすい
「削る量が多い」「工具が大きい」現場ではBT50が有利です。
BT50の対応加工範囲
BT50は、次のような加工に適しています。
重切削・荒加工
大径フェイスミル加工
鋳物・鋳鋼の荒取り
大型金型部品加工
高トルクを必要とする加工
一方で、高速・微細加工ではオーバースペックになる場合もあります。
BT50と他テーパ規格の違い
BT40汎用・標準・最も使用範囲が広い
BT50高剛性・重 切削・大型加工向け
HSK高速・高精度・仕上げ加工向け
加工内容・機械サイズ・主軸トルクに応じた選定が重要です。
BT50で使われる代表的なツーリング
フェイスミルアーバ
ミーリングチャック
荒加工用コレットチャック
油圧チャック
大径ドリル・タップホルダ
荒取り主体のツーリング構成が多くなります。
BT50使用時の注意点
ホルダ・工具が重いため取扱注意
ATC耐荷重の確認
プルスタッド規格の厳守
テーパ面・フランジ面の清掃
落下・打痕による精度劣化防止
BT50は堅牢ですが、重量管理と安全対策が必須です。
図面・工程設計時の実務ポイント
使用機械がBT50対応か事前確認
工具重量・長さ制限の把握
荒加工と仕上げ加工の分離検討
BT40機との工程分担の最適化
設備能力を活かした工程設計が重要です。
BT50が特に向いている現場
大型マシニングセンタ保有工場
鋳物・鋳鋼加工
金型・大型治具加工
重切削主体の生産ライン
まとめ
BT50は、重切削・大型加工に特化した高剛性ツーリング規格です。BT40では不足する剛性や把持力を補い、安定した荒加工と高い生産性を実現できます。
加工内容に応 じてBT40・BT50を使い分けることが、設備能力を最大限に引き出すポイントです。
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