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Beryllium Copper (High-Strength Copper Alloy / C1720)

ベリリウム銅 とは?

ベリリウム銅とは?|最高クラスの強度とばね性を持つ銅合金

ベリリウム銅は、銅(Cu)に微量のベリリウム(Be)を添加した高機能銅合金です。銅合金の中でも最高クラスの強度・ばね性・耐疲労性を持ち、さらに導電性や非磁性といった特性も兼ね備えています。

高い信頼性が求められる精密部品や電子部品で使用される、ハイエンド材料です。


ベリリウム銅の特徴

ベリリウム銅の最大の特徴は、時効硬化によって非常に高い強度を得られる点です。

  • 銅合金最高レベルの引張強さ

  • 優れたばね性・復元性

  • 耐疲労性・耐摩耗性が非常に高い

  • 非磁性・火花が出にくい

これらの特性から、安全性と信頼性が重視される用途に多く採用されています。


ベリリウム銅の性質

ベリリウム銅は、溶体化処理+時効処理による析出硬化型合金です。熱処理前は比較的加工しやすく、成形後に時効硬化させることで最終強度を得る使い方が一般的です。

一方で、以下の点に注意が必要です。

  • 材料コストが高い

  • 加工時・粉じん管理に安全配慮が必要

  • 導電性は純銅より低い

非磁性で、耐食性にも優れています。


ベリリウム銅と他銅合金との違い

  • 黄銅(C2600、C3604など)加工性・コスト重視

  • リン青銅(C5191、C5210)ばね性と耐摩耗性のバランス型

  • ベリリウム銅強度・ばね性・耐疲労性を最優先

高性能が必要な場合の最終選択肢として位置付けられます。


ベリリウム銅の加工時の注意点

ベリリウム銅は、加工前の熱処理状態の管理が重要です。成形後に時効硬化を行う工程設計が一般的で、最終硬化後は切削加工が難しくなります。

また、切削時の粉じん吸引や安全対策を十分に行う必要があります。


ベリリウム銅の主な用途

  • 高性能ばね・接点

  • コネクタ・端子

  • 金型部品

  • 防爆工具

  • 航空・宇宙・精密機器部品

高強度・高信頼性が求められる分野で使用されています。


まとめ

ベリリウム銅は、銅合金の中でも最高クラスの強度とばね性を持つ高機能材料です。コストや安全管理の制約はありますが、性能を最優先する用途では他材料では代替できない価値を持っています。

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