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Austenitic Stainless Steel

オーステナイト系とは?

オーステナイト系ステンレスとは?|最も汎用的で扱いやすいステンレス鋼

オーステナイト系ステンレス鋼は、ステンレス鋼の中で最も使用量が多い材料群です。クロム(Cr)とニッケル(Ni)を主成分とし、優れた耐食性、加工性、溶接性を兼ね備えていることから、工業用途から日用品まで幅広く採用されています。

代表的な材質として、SUS304、SUS316、SUS316Lなどがあります。


オーステナイト系ステンレスの特徴

オーステナイト系ステンレスの最大の特徴は、耐食性と加工性のバランスの良さです。一般的な大気環境や水回り環境に強く、食品・医療・化学分野でも安心して使用できます。

また、非磁性である点も特徴の一つです(冷間加工後は弱い磁性を帯びる場合があります)。


オーステナイト組織の性質

オーステナイト系ステンレスは、常温でオーステナイト組織を持つため、靭性が高く、低温環境でも割れにくい性質を持っています。一方で、加工硬化しやすく、切削加工では工具摩耗や仕上げ面の悪化に注意が必要です。


他系統ステンレス鋼との違い

フェライト系ステンレス鋼はコストに優れますが、耐食性や溶接性に制約があります。マルテンサイト系ステンレス鋼は熱処理による高硬度化が可能ですが、耐食性は劣ります。

オーステナイト系ステンレスは、汎用性を最優先する用途に適した材料です。


オーステナイト系ステンレスの加工時の注意点

切削加工では加工硬化を防ぐため、切込み不足を避け、切れ味の良い工具を使用することが重要です。溶接性は良好ですが、使用環境によっては溶接後の耐食性対策が必要になる場合があります。


オーステナイト系ステンレスの主な用途

  • 食品・医薬品設備

  • 化学プラント

  • 配管・タンク

  • 医療機器

  • 建築・内装部材

  • 一般機械部品

耐食性と清潔性が求められる分野で多く使用されています。


まとめ

オーステナイト系ステンレス鋼は、耐食性・加工性・溶接性に優れた、最も汎用性の高いステンレス鋼です。材料選定に迷った場合の基準材として、多くの現場で採用されています。

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