top of page

Bevel Gear Mechanism

かさ歯車とは?

かさ歯車とは?|回転方向を直角に変えるための歯車機構


かさ歯車とは、円すい(かさ)形状の歯を持ち、交差する2本の軸(主に90°)の間で回転運動と動力を伝達する歯車です。英語では Bevel Gear(ベベルギア) と呼ばれ、回転方向を変換しながらトルクを伝える用途で使用されます。


かさ歯車の役割

かさ歯車は、次のような役割を担います。

  • 回転方向の変更(主に90°)

  • 回転運動の伝達

  • トルクの増減

  • コンパクトな直交配置の実現

直交軸での動力伝達を可能にする重要な歯車です。


かさ歯車の基本構造

かさ歯車は、以下の要素で構成されます。

  • 円すい形状の歯

  • 歯数

  • モジュール

  • 歯幅

  • ピッチ円すい

歯同士が円すい面上でかみ合うため、加工精度と組立精度が性能を左右します。


かさ歯車の主な種類

平かさ歯車(ストレートベベル)

  • 歯が直線状

  • 構造が比較的シンプル

  • 騒音が出やすい

まがりかさ歯車(スパイラルベベル)

  • 歯が曲線状

  • 静音性・耐荷重性が高い

  • 産業用途で主流

ハイポイドギア

  • 軸が交差せずオフセット

  • 静音性・高負荷対応

  • 自動車のデフなどで使用

用途に応じた選定が重要です。


かさ歯車の特徴

回転方向を変換できる

  • 軸を直交配置できる

  • 装置レイアウトの自由度が高い

高い伝達能力

  • トルク伝達が安定

  • 滑りがない

コンパクト設計

  • 省スペース化に有効


かさ歯車のメリット

  • 直角方向への動力伝達が可能

  • 高い伝達効率

  • コンパクトな駆動構成


かさ歯車のデメリット・注意点

  • 加工・組立が難しい

  • 芯出し精度が厳しい

  • 騒音・振動が出やすい(特に平かさ)

  • コストが高め

組立精度不足は早期摩耗の原因になります。


かさ歯車と他歯車との違い

  • かさ歯車・交差軸(直交)・回転方向を変換

  • 平歯車・はすば歯車・平行軸・回転方向は同一

軸配置の違いが最大の特徴です。


かさ歯車の主な用途

  • 減速機

  • 工作機械

  • 産業用ロボット

  • 搬送装置

  • 自動車関連機構

直交配置が必要な駆動部で多用されます。


かさ歯車の材質

  • 炭素鋼・合金鋼

  • 浸炭焼入れ材

  • 鋳鉄

高負荷用途では、表面硬化処理された鋼材が一般的です。


使用時の注意点

  • 正確な芯出し

  • 適切な潤滑

  • 過大荷重の回避

  • 歯面摩耗・当たり確認

トラブルの多くは、組立誤差・潤滑不良が原因です。


まとめ

かさ歯車は、回転方向を直角に変えながら動力を伝えるための重要な歯車機構です。構造・加工・組立の難易度は高めですが、直交配置が必要な装置では不可欠な存在です。

用途・負荷・回転数を正しく把握し、最適な種類(平かさ・まがりかさなど)を選定することが、装置の安定稼働につながります。

お見積り・ご相談は今すぐ!

 24時間365日受付 

bottom of page